NHKオンデマンドの配信数が発表。月間購入者は1.4万人

-計画より6.7万人マイナス。Nスペや大河などが人気


4月23日発表


 日本放送協会(NHK)は23日、有料VODサービス「NHKオンデマンド」の2008年度配信状況速報値を発表した。PC向けサービスの3月31日時点の会員登録数は43,436人で、テレビ向けのアクトビラ ビデオやJ:COM、ひかりTVでは見放題パック契約数が2,919人、単品購入が47,146回となった。

 PC用サイトの訪問者は、サービス開始の2008年12月1日~3月31日までで計176万人。登録会員数は43,436人で、「見逃し月額見放題パック」契約数は8,805人、単品・セット購入は39,893回、総ビデオビュー数は85万回(見逃し42万5,000回、特選ライブラリー16万5,000回、試し視聴など27万回)。なお、4月20日時点での登録会員数は49,151人で、4月6日~16日までの見逃しビデオビュー数は55,000回。

 テレビ向けサービスは、アクトビラ ビデオ、J:COM、ひかりTVの3サービスで「見逃し月額見放題パック」契約者が2,919人、見逃し&特選の単品購入が47,146回。なお、テレビ向けのサービスは番組やサービス単位での契約になるため、会員数はカウントされない。

 月間購入者数はPCとテレビ合わせて1万4,000人(3月末時点)で、PCは7,500人、テレビは6,600人。当初の計画では8.1万人だったため、見込みより6.7万人下回る結果となった。稼動比率ではPCが53%、テレビが47%だった。

 配信本数は「見逃し番組」が1,705本、「ニュース番組」が522本、「特選ライブラリー」が1,740本。なお、詳細な収支については6月実施予定の決算報告で発表される。

 また、配信番組のうち視聴回数が多かった上位200番組も発表。「見逃し番組」では「NHKスペシャル 女と男 第1回」が最も多い2,520回で、2位以下は「ドラマスペシャル 白洲次郎」や、「大河ドラマ 天地人」など。「特選ライブラリー」では、「NHKスペシャル 地球大進化 第1集 生命の星」が最多(3,539回)。2位以下もNHKスペシャルが上位を占め、「宇宙」や「映像の世紀」などのシリーズが多く視聴されている。



(2009年 4月 23日)

[AV Watch編集部 中林暁]