ペルー、地上デジタルTV放送で日本方式を採用
-ISDB-Tの南米諸国普及でブラジルらと連携
4月23日発表
ペルーの地上デジタルテレビ放送として、日本方式の採用が決定した。
23日に山口内閣総理大臣補佐官が麻生総理大臣の総理特使としてペルーを訪問。ペルーのガルシア大統領と会談し、大統領からペルーにおける地上デジタルテレビ放送の規格として、日本とブラジルで導入されている「ISDB-T(日伯方式)」の採用することを伝達されたという。
総務省は、ペルー政府がISDB-T方式採用を発表したことを受け、ペルーにおけるデジタルテレビの早期実用化と普及に向けて、技術協力、人材育成など支援していく予定。また、今後もブラジル、ペルーと連携しながら、未だ方針決定をしていない南米諸国(アルゼンチン、チリ、ベネズエラ、エクアドル、ボリビア、パラグアイ)にISDB-Tの採用を働きかけていくという。また、アジアではフィリピンに採用を働きかける。
(2009年 4月 24日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]