OVA版「HELLSING」第6巻が、Blu-ray/DVDで発売

 　ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社は、OVAシリーズの「HELLSING」第6巻を、2009年7月24日に、Blu-rayとDVDの2フォーマットで発売する。両フォーマットに通常版と初回限定版を用意。価格はBD版の初回限定版が8,925円、通常版が7,035円。DVDの初回限定版が7,875円、通常版が5,985円。

　いずれも本編の収録時間は42分。BDビデオ版が同時発売されるのは第6巻だが、それ以前の巻は5巻セットのBlu-ray BOXとして発売されることが決定。発売日や価格は未定だが、「スタッフドン引き! 未曾有(ミケタ)のリテイク施術を加えたBOX」と説明されており、BD-BOX化にあたり、リテイクが行なわれるようだ。また、発売日の目安として公式サイトでは「年内、もとい来年春…いや夏前には発売予定!」とアナウンスされている。

HELLSING OVA VI

(C)平野耕太・少年画報社/WILD GEESE

　少年画報社「ヤングキングアワーズ」に連載された、平野耕太氏の同名漫画を原作としたOVA。

　物語の舞台は現代の大英帝国。街には吸血鬼や喰屍鬼(グール)が出没。殺戮を繰り返し、人々を恐怖に陥れていた。銃が効かず、警察や軍隊が手におえない反キリストの怪物達を倒すために、王立国教騎士団・通称「ヘルシング機関」が設立された。

　所属する最強の吸血鬼ハンターは、アーカードと呼ばれる不死身の吸血鬼。かつて伯爵とまで呼ばれた吸血鬼の王は、諸事情によりヘルシングの当主インテグラに服従を誓っており、同族である吸血鬼を次々と狩っていく。だが、彼は清い心を持つ人間の味方では決してなく、大口径の銃で化物をゴミのように蹂躙し、食らい尽くすっｃ、ある意味で化物よりタチの悪い本物の吸血鬼だった……。

　平野氏による原作コミックは、激しいバイオレンス描写を独特の美学で貫いているのが特徴だが、2001年にテレビアニメ化された際は、直接的なバイオレンス描写や、一部設定にも変更が加えられた。2006年に発売が開始されたOVA版は、そうした描写/設定をできるだけ原作に忠実に映像化するという試みがなされ、ファンからの支持を集めている。