東芝、米Imationなど8社をDVDの特許侵害で提訴

-「DVD記録メディアに関する特許を無断で使用」


5月15日発表

 株式会社東芝は15日、同社が保有するDVD関連特許を侵害したとして、米Imation Corp.(イメーション)など4社のDVD記録ディスク製造事業者と、4社の販売事業者を米ウィスコンシン州西部地方裁判所に提訴したと発表した。

 同社は被告8社に対し、過去の特許権侵害に基づく損害賠償を請求するとともに、当該特許権に関連するDVD記録ディスクの販売や製造、米国への輸入差止めを請求していくという。

 イメーションのほかに、東芝が訴えているのは、インドのMoser Baer India Limited、台湾のCMC Magnetics Corporationと、Ritek Corporation、米国のGlyphics Media,Inc、Hotan Corporation、Khypermedia Corporation、Advanced Media,Incの計8社。

 東芝は同社やDVD6Cライセンスグループが保有するDVD規格に必要な特許のライセンスを、被告数社が無断で使用して輸入/販売を行なっていると判断。少なくてもイメーションが展開する「イメーション(Imation)」および「メモレックス(Memorex)」ブランドのDVD記録ディスクは、特許を侵害していると見ている。

 今回の提訴により、東芝は「当社の金銭的損害が回復されるともに、今後の特許権の侵害を防ぎ、当社の知的財産権が将来にわたって保護されることを望んでいる」としている。


(2009年 5月 15日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]