ViV、新FDMドライバ採用のバックロードホーンスピーカー
ViV laboratory株式会社は、独創的なデザインのスピーカー新モデル「evanui signatureII」を5月20日より発売した。価格は420万円(ペア)。
バックロードホーン型のスピーカーで、「ネットワークレス」、「エッジレス」、「ダンパーレス」を実現したという独自の「FDM」(Floating Diaphragm Mechanism)ドライバーを搭載するのが特徴。この8cmフルレンジのFDMドライバーを、従来モデルのsignatureからアップデートし、新たにコンセントリック・ツインボイスコイル構造を採用した「newFDMドライバー」となった。
通常のスピーカーでは中央に1つのボイスコイルを持つのに対し、newFDMドライバーでは、振動板の外周にもボイスコイルを配し、中央と外周を同時にドライブする。
振動板には、固有の泣きの少ない純マグネシウムを採用。表面を漆で防錆処理している。バックロードホーンには、18mm厚のシナアピトン材を61枚積層し、中をくりぬいているという。周波数特性は50Hz~30kHz、能率は88dB。外形寸法は60×70×140cm(幅×奥行き×高さ)、重量は70kg。
また複合素材からなる厚さ5cm、重量約25kgの専用ベースボードも用意。マグネットを介してスピーカー本体と強力に一体化することで、ダイナミズムやディテール描写を飛躍的に向上したという。
New FDMドライバー | セントリック・ツインボイスコイル |
(2009年 5月 21日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]