デノン、10万円のDivX HD/BD-Live対応Blu-rayプレーヤー

-AVアンプ側で映像処理できるHDMIダイレクト出力も


8月下旬発売

標準価格:105,000円


 株式会社デノンコンシューマーマーケティングは、Blu-ray Discプレーヤー「DBP-2010」を8月下旬に発売する。価格は105,000円。カラーはブラック(K)のみ。

 1080p対応のBlu-ray Discプレーヤー。1080/24p出力や、Deep Color、x.v.Colorにも対応。ドルビーTrueHD、DTS-HD Master AudioなどのHDオーディオをサポートし、ビットストリーム出力やアナログ7.1ch出力が可能。BD-Liveも利用できるほか、PinP(子画面表示)などのBONUSVIEW機能にも対応。

 AVCREC方式でハイビジョン録画されたDVDも再生できるほか、AVCHD記録のDVDやSD/SDHCカードも再生可能。SDカードスロットは前面に備えている。MP3/WMA/AAC/JPEGのファイル再生もサポート。さらに、BD-R/REやDVD-R/RW、CD-R/RWに記録されたDivX HDファイル再生にも対応する。

 ディスクに記録されたコンテンツの解像度をそのままHDMIへ出力する「HDMIソースダイレクト」機能を搭載。ハイグレードなAVアンプと組み合わせた場合に、アンプ側で映像処理を行なうことができる。

 DVDなどの480i映像の1080pへのアップスケーリングとI/P変換では、フィルム素材/ビデオ素材でもピクセル単位で高速/的確に動作画像を検知し、高精度に処理。また、SD映像の3次元デジタルノイズリダクションや、MPEGノイズリダクションにも対応する。12bit/297MHzの映像DACを搭載。ビデオ信号のノイズを大幅に低減し、微小レベルの映像の再現性を向上させるという。

背面端子部

 音声DACは24bit/192kHz。オーディオ用の高音質コンデンサなどを採用。出力端子のうちピンジャックは全て金メッキを施し、2chアナログ出力のL/Rは広い間隔を確保。高品位なケーブルの利用にも配慮している。

 Ver.1.3aのHDMI出力を1系統装備。CEC機能も利用でき、シャープ、パナソニック、東芝、日立、三菱の製品との連携に対応する(一部機種を除く)。それ以外の出力端子は、コンポーネント/コンポジットを各1系統備える。音声出力端子は、同軸デジタルとアナログ2ch、アナログ7.1chを各1系統搭載する。EthernetやRS-232C、コントロール端子(in/out各1)も装備。

 シャーシは、ドライブメカや電源トランスなど振動の原因となるものを直接配したり、フットの直近に配置して振動を逃がす「ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション」を採用。ドライブは低重心と重量バランスを考慮した新開発センターメカを採用。内部構造を電源部とドライブメカ部、デジタル部、アナログビデオ部、オーディオ部の5つに分離して干渉を防ぐ「5ブロック構造」とした。天板は2層構造で、共振を防いでいる。

 消費電力は28W(待機時約0.8W)。外形寸法は434×309×106mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.8kg。蓄光キー採用のリモコンが付属する。



(2009年 8月 10日)

[AV Watch編集部 中林暁]