【IFA2009】SennheiserはKleer採用のワイヤレスヘッドフォン
-beyerdynamicはハイエンドヘッドフォン「T1」発表
IFA 2009のHall 1周辺にはオーディオメーカーが多数出展。Sennheiserやbeyerdynamicなどのヘッドフォンメーカーも同ホールで展示を行なっている。
■ ゼンハイザーはKleer採用ワイヤレスヘッドフォンなど
Sennheiserは、非圧縮無線音楽伝送技術の「Kleer」を使ったワイヤレスヘッドフォン3製品を発表した。「RS160」、「RS170」、「RS180」の3モデルで10月よりワールドワイドで発売する。価格はRS160が149ユーロ、RS180が199ユーロ、RS180が300ユーロの見込み。
RS160 | RS170 | RS180 |
デジタル音声入力などを装備したトランスミッタとワイヤレスヘッドフォン部から構成される。再生周波数帯域は、全モデル18Hz~21kHz、能率は110dB。
RS160は、小型のトランスミッタユニットを採用し、モバイル利用も可能なエントリーモデル。最長20mまでのワイヤレス音楽伝送が可能となっている。ヘッドフォン部は密閉型でボリューム操作や電源ON/OFFなどの操作ボタンも備えている。
RS170とRS180は、家庭内などでの据え置き利用を想定しており、トランスミッタ部が充電台も兼ねている。アンテナの工夫などでRS170は最大80m、RS180は最大100mのワイヤレス音楽伝送が可能。RS170は、密閉型のヘッドフォンを採用しており、電源/ボリューム操作のほか、ベース強調やサラウンド機能も備えている。
RS180のヘッドフォン部 | RS180トランスミッタの背面 |
PX 100-II(左)とPX 200-II(右) |
ポータブルヘッドフォン「PX 100」、「PX 200」の第2世代モデル「PX 100-II」、「PX 200-II」も9月より発売する。
PX 100-IIは、オープン型で折り畳みも可能はポータブルヘッドフォンで、再生周波数帯域は15Hz~27kHz。PX 200-IIは、密閉型で再生周波数帯域は10Hz~21kHz。ケーブル長は1.2mで、PX 200-IIのみボリュームコントローラも装備する。
PX 200-II | PX 100-II |
また、「HD448」、「HD 438」などHDシリーズの新ヘッドフォンなどを展示。フラッグシップモデル「HD800」の視聴ブースも設けている。
HD448など最新ヘッドフォンも展示 | HD800の視聴ブースも人気を集めている |
■ beyerdynamicはハイエンドモデル「T1」を発表
beyerdynamicのハイエンドヘッドフォン「T1」 |
beyerdynamicは、ハイエンドヘッドフォン「T1」を発表した。2010年1月に発売予定で、価格は890ユーロ。ヘッドフォンアンプ「A1」とのセットで1,490ユーロとなる。
独自のTeslaテクノロジーを採用した新開発のドライバユニットを搭載したヘッドフォン。特にトランジェント特性にこだわって設計されているという。インピーダンスは600Ω。イヤーパッドにはベロアを採用し、装着感にもこだわったという。ケーブルは両出しで、6芯のものを採用している。
T1 | ヘッドフォンアンプのA1と合わせて視聴可能となっている |
(2009年 9月 7日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]