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“DIATONEの遺伝子”を継ぐTecnologia e Cuoreスピーカーはいかにして誕生したか。JASジャーナル最新号
2026年5月8日 11:54
日本オーディオ協会は、オーディオ・ビジュアル関連のニュースや新技術、協会会員による投稿などを掲載した「JASジャーナル2026年春号(Vol.66 No.2)」を公開した。春号では、DIATONEの遺伝子を継承する、Tecnologia e CuoreブランドのNCV-R振動板採用スピーカーの詳細や、J-POPの父と言われる作曲・編曲家 筒美京平氏の未発表楽曲をアナログ16chマルチ録音システムを使用してアコースティック録音したレポートなどを読むことができる。
Tecnologia e Cuoreは、三菱電機でDIATONEを手掛けてきた佐藤岳氏が定年退職後、起業したオーディオメーカー。培ってきたスピーカー技術を基盤とし、同じくDIATONEを手掛けてきた原氏と二人三脚で開発している。
その佐藤岳による「Tecnologia e cuoreのスピーカーにかける思い」では、開発思想から振動板の素材技術の解説、駆動系設計やエンクロージャーのこだわりなどを解説。カーボンナノチューブを応用した独自素材「NCV」を振動板とした技術的優位性や、磁気回路をネオジムのダブルマグネット構成にした狙いなど、詳細が語られている。
「Tokyo Suite Tsutsumi Kyohei Presents For TOMA こだわりのレコード制作について」は、ミキサーズラボ サウンドプロデューサー/レコーディングエンジニアの高田英男氏と、キング関口台スタジオ 取締役の高橋邦明氏が寄稿。
J-POPの父と言われる筒美京平氏が、ジャズ音楽仲間であるサックス奏者TOMA(苫米地義久)氏のために書き下ろした未発表楽曲を、ミュージシャン、レコーディング&カッティング・エンジニア、キング関口台スタジオと連携し、アナログ16chマルチ録音システムを使用してアコースティック録音で制作した「こだわりのレコード」について紹介。
新品同様だったという、16chアナログヘッド・アッセンブリーを入手。「時代とともにトラック数が多い24chアナログヘッドへと移行していきましたが、ヘッド幅は2インチと同じですので、1chあたりのトラック幅は16chアナログヘッドの方が150%ほど広くなり、音質的にとても優位性がある」という。それを活用し、こだわりのレコードが生まれるまでの流れが詳しく紹介されている。


