ヤマハ、65型まで対応のシアターラック「POLYPHONY」

-サウンドプロジェクタ「YSP」内蔵。ホワイトも追加


YRS-2000

10月1日より順次発売

標準価格:オープンプライス

 ヤマハ株式会社は、シアターラックシステム「POLYPHONY」(ポリフォニー)の新モデルとして、65型までのテレビが設置可能な「YRS-2000」を10月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は13万円前後の見込み。カラーはブラックのみ。

 さらに、既発売の「YRS-1000」にホワイトモデルを追加。「YRS-1000(W)」を10月20日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は10万円前後の見込み。ホワイトの壁寄金具「YTS-V1000W」も実売26,000円前後で用意する。


■ YRS-2000

 小型ユニットを多数搭載し、サウンドビームを放出。壁などに反射させることで、前方設置にも関わらず、バーチャルサラウンドシステムより明瞭なサラウンドが体験できるという同社のデジタル・サウンド・プロジェクタ「YSPシリーズ」を、ラックのトップボードに埋め込んだのが特徴。

 POLYPHONYの第1弾として2008年11月に発売された「YRS-1000」は46型まで対応していたが、「YRS-2000」は65型まで設置できるようにした大型モデルとなっている。YSP部など、機能面は「YRS-1000」と同じ。

 YSPシリーズで別途追加接続される事も多いサブウーファをボードの中にあらかじめ内蔵。豊かな低音再生ができる。外からは見えないことから「インビジブル・サブウーファ」と名付けられている。

 スピーカーを内蔵したトップボードをアルミ支柱がそれを支えるデザインで、表面には光沢のある塗装を施している。天面には厚さ6mmの強化ガラスを使用。底面にはインテリアスライドシートを備え、スムーズな移動ができるという。

 別売の、専用壁寄せ金具「YTS-V1000」(実売26,000円前後)を使うことで、(47型までの)薄型テレビを金具に壁掛けのように設置。そのままシアターラックも壁寄せできる。VESAマウントアーム規格に対応している。

 スピーカーの総合最大出力はYSP部が62W、サブウーファが50W。自動音場補正機能も備えており、調整用マイクも付属。2系統のHDMI入力端子を備え、DTSやドルビーデジタル、AACなどのデコーダも内蔵。VIERA Link、レグザリンク、Woooリンク、AQUOSファミリンク、ブラビアリンク、REALINKに対応しており、テレビリモコンからの電源ON/OFFや入力切り替えなどの連携動作ができる。

 HDMI以外の入力はアナログステレオ×2、光デジタル×2、同軸デジタル×1を装備。HDMI出力は1系統で、メニュー表示用のコンポジット出力も1系統備えている。消費電力は36W。待機時消費電力は0.1W(HDMI CEC OFF時)。

 外形寸法は1,600×420×401mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は59kg。耐荷重は天板が80kg、棚板が20kg、底板が40kg。リモコンや接続ケーブルなどを同梱する。


■ YRS-1000W

YRS-1000W
 カラーリング以外は従来モデルと同じで、アンプの出力や端子なども前述のYRS-2000と同じ。「白い液晶テレビや、白基調のインテリア空間にも美しくマッチする」という。

 外形寸法は1,160×415×400mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は41kg。耐荷重は天板が50kg、棚板が15kg、底板が30kg。リモコンや接続ケーブルなどを同梱する。


(2009年 9月 10日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]