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Acoustune初、ANC対応の完全ワイヤレス「HSX One」。上位モデルのノウハウ継承

「HSX One」Crystal(クリスタル)

ピクセルは、Acoustuneの完全ワイヤレスイヤフォン第2弾「HSX One」を発表した。上位モデル開発のノウハウを生かし、HSXシリーズならではの音響設計を「より多くの方にお楽しみいただける価格帯で実現した」モデルとなる。カラーはGraphite(グラファイト)とCrystal(クリスタル)。詳細は後日発表となるが、発売や予約開始、展示は4月予定。価格はオープン、市場想定価格は50,000円前後。

前モデルの「HSX1001」は、音響チャンバーとワイヤレスモジュールが分離することで、従来の完全ワイヤレスイヤフォン製品では実現困難だった、音響部分への金属筐体採用を可能とした。

「HSX One」Graphite(グラファイト)のイヤフォン

今回のHSX Oneは、チャンバーとモジュールの分離はできないものの、その分離構造のノウハウを生かした設計を投入。CNCで切削した金属筐体にドライバーユニットを組み込み、高精度な金型で成型されたポリカーボネート製のケースにワイヤレスモジュールを内蔵し、それらが相互干渉しないように一体化した。

「HSX One」Crystal(クリスタル)のイヤフォン

ドライバーユニットはHSX1001でも採用された、Acoustune独自開発の“改良型第 3 世代ミリンクスドライバー”を搭載する。ポリマーバイオマテリアル「Myrinx(ミリンクス)」は人工皮膚や手術縫合糸などに使われ、振動板素材としても非常に高い音響性能を誇る。

ドライバー構造に最適化した10mm 径のミリンクス振動板は、軽量でありながら高い強度と柔軟性を合わせ持ち、過渡特性に優れた高解像度、かつ広いダイナミックレンジでの音楽再生を可能にした。

なお、HSX OneはHSX1001とは内部構造が異なるため、特にHSX Oneのバックチャンバー容量に合わせた音響設計を施した専用のミリンクスドライバーユニットを搭載。あわせてノイズキャンセリング性能を十分に引き出すため、定在波の影響を受けやすい低音域を中心に音響特性も調整しており、「HSX One に最適化された専用チューニングにより、ミリンクスドライバーの新たな可能性を引き出している」という。

さらに、Acoustuneの完全ワイヤレスイヤフォンとして初めて、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。周囲の騒音をカットすることで没入感を高め、「ミリンクスドライバーによる作り込まれたサウンドを様々な環境下でお楽しみいただけるようになった」としている。外音取り込み機能も利用できる。

ワイヤレスモジュールは、完全ワイヤレスイヤフォンの開発で多くの実績を持つ「ANIMA」と共同で開発したもので、aptX Adaptiveなどの高音質コーデックに対応した。Bluetooth 5.4準拠で、そのほかコーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Losslessをサポートする。2台のマルチポイント接続も可能。

ANIMAのスマートフォンアプリ「ANIMA Studio」を使うことで、本体設定やファームウェアアップデート、ANCモードの切り替え、Bluetoothコーデックの切り替え(Androidのみ)を簡単に行なえるほか、ANIMA製品同様にAdvent Voice(操作⾳等システムボイスの切替)機能も利用できる。

筐体は、金属筐体(音響部)とポリカーボネート製ケース(ワイヤレスモジュール)のレイヤリング構造。金属筐体にはアルマイト処理が施されている。

「HSX One」Crystal(クリスタル)のケース

外観は落ち着いた印象のグラファイト、清澄感を強調したクリスタルの2バリエーション。「Acoustuneらしいメカニカルなデザインと合わせてスケルトンデザインをモダンに仕上げた」という。このデザインテーマは、充電ケースとも共通で統一感を持たせた。

イヤフォン本体のフェイスプレート部分には物理ボタンを搭載するため、確実な操作が可能。充電ケースはワイヤレス充電にも対応している。

連続再生時間は約8時間で、充電時間はイヤフォンが約1時間、充電ケースがUSB Type-C接続時で約1.5時間。