パイオニア、再開していたLDプレーヤーの販売を終了

-2機種のキャンセル分販売が全て完了に


9月15日発表

 パイオニア株式会社は15日、直販サイト・パイオニアオンラインで販売を再開していたレーザーディスク(LD)プレーヤー2モデルの販売終了を発表した。これにより、同社LDプレーヤーの販売は全て終了となる。

 同社は1月にLDプレーヤー4機種の生産を、残り合計約3,000台で終了すると発表。その後、販売店からの注文が生産予定台数に達したとして受注も完了していたが、「DVL-919」(直販99,800円)、「CLD-R5」(同39,800円)の2機種のみ、注文が複数の販売店に重複し、キャンセルが発生したとして、若干数の追加販売を直販サイトで行なっていた。今回、その追加販売も完了となった。

DVD/CD再生も可能なLDプレーヤー「DVL-919」LD/CDプレーヤー「CLD-R5」

 同社は'81年10月以来、日本国内で累計約360万台のLDプレーヤーを販売してきたが、「DVDやBlu-ray Discなどの新たなメディアが市場に定着する中、生産に必要な専用部品の調達が困難となった」とし、生産を終了した。修理対応は、今後も修理に必要な部品の最低保有期間(機種ごとに生産終了時を起点として8年間)は継続され、それ以降についても必要な部品在庫がある場合は修理対応するとしている。


(2009年 9月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]