日立GST、最大1TBのHDDレコーダ/薄型TV向け3.5インチHDD

-2シリーズ。容量別に6機種用意。AV用途に最適化


9月15日発表


 日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は15日、「CinemaStar」シリーズの新製品として、最大1TBの容量を備えたデジタル家電向けの3.5インチHDD 2シリーズを発表した。ともに、2009年第4四半期から量産を開始する予定だという。

 回転数7,200rpmの「CinemaStar 7K1000.C」と、消費電力と騒音を低減するCoolSpin技術を適用した「Cinemastar 5K1000」を用意。ともに、容量は160GB、250GB、320GB、500GB、750GB、1TBをラインナップする。HD映像の長時間記録に対応するHDDレコーダや録画機能付き薄型テレビなどでの利用を想定している。

 2シリーズとも、静音化やAVアプリケーションに最適化したスムーズストリーム技術を搭載。また、低消費電力/低発熱動作設計や、磁気ヘッドには耐衝撃性に優れるというロードアンロード機構を採用するなど、デジタルAV機器向けの技術を導入している。

 CinemaStar 7K1000.CのインターフェイスはシリアルATA 3Gb/sで、バッファ容量は1TB/750GBが32MB、500/320/250/160GBが8MB。データ転送速度は最大1,589Mb/Sec。動作音は1TB/750GBが2.5bels、500/320/250/160GBが2.7bels。アイドル時の消費電力は1TB/750GBが4.4W、500/320/250/160GBが3.6W。

 Cinemastar 5K1000のインターフェイスもシリアルATA 3Gb/sで、バッファ容量は8MB。データ転送速度は最大1,265Mb/Sec。消費電力と騒音を低減するCoolSpin技術を搭載し、動作音は2.4bels、消費電力は1TB/750GBで3.3W、500/320/250/160GBで2.9Wを実現した。


(2009年 9月 15日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]