三菱化学、AKB48と「Verbatim」のプロモーションを開始
-メンバー写真4,800枚を無料ダウンロード。ゲームも
来場したAKB48のメンバー。前列左から、宮澤佐江さん、前田敦子さん、大島優子さん、秋元才加さん。後列は左から高城亜樹さん、仲川遥香さん、奥真奈美さん、多田愛佳さん、渡辺麻友さん、指原莉乃さん |
キャンペーン期間:11月16日~12月31日
BD/DVDやSDカードなどのラインナップ。「Verbatim」はラテン語で「一語一句そのままの(に)」を意味し、データを正確に記録するという理念を示している |
同社は2008年から、USBメモリやSDカード、ポータブルHDDなどの製品をVerbatimブランドで販売してきたが、9月よりBD-R/REやDVD-Rなどのデータ用光ディスク全製品を、MITSUBISHIブランドからVerbatimブランドに切り替えて日本国内で展開。「日本を含むグローバルブランドの確立を目指す」とする。なお、録画用光ディスクは当面、MITSUBISHIブランドでの販売になるという。
新製品では、DVDメディアに動画/静止画バックアップソフトがプリインストールされた「PhotoSave DVD」(12月発売)も展示されていた | メディアのレーベル面に手書きでき、消すこともできるペンも発売している | SDカードやUSBメモリなども |
キャンペーンタイトル |
キャンペーンのテーマは“記録”。AKB48のメンバーがそれぞれ所有する自分撮り写真や子供の頃の写真などプライベートなものを含め、合計4,800枚の写真をVerbatimホームページからダウンロードできるキャンペーンサイトを開設する。なお、写真は自己解凍形式のRARでダウンロードされる。
また、サイト内でオリジナルゲーム「全日本バーベイタム選手権」を用意。様々な分野の難語の読み方を答える3択クイズで、獲得ポイントに応じて自分用の“メディモン(メディアモンスター)”が出現。参加者同士でメディモンの対戦ができるほか、最強のボスモンスター“最強ベイタム”に勝つと、AKB48のスペシャルコンテンツをダウンロードできる。
抽選で、オリジナルのダウンベストがあたるプレゼントも実施。ダウンベストは、パッケージのレインボーカラーにちなんだグリーン、ブルー、ネイビー、パープル、レッド、オレンジ、イエローの7色を用意。製品バーコード2枚を1口(MEDIA MARKER単色ペン・消去ペンは3枚1口)として郵送で応募できる。プレゼントは7色×48名の計336名に当たる。
そのほか、キャンペーンタイトルとともに全4,800枚の写真をプリントした駅貼りポスターを都内などに展開。一部ポスターは、4,800枚全ての写真がプリクラのように剥がせるシールになっているという。
AKB48のさまざまな写真を自分のパソコンにダウンロードできる(写真は利用イメージ) | プレゼントのダウンベスト |
都内や主要ターミナル駅に貼られるというポスター | ポスターのなかには、剥がせるシールタイプも用意される | クイズに答えると“メディモン”を戦わせることができる「全日本バーベイタム選手権」も |
■ AKB48が「Vertatimで残したいもの」
発表会には、今回のキャンペーンでコラボレーションが決まったAKB48のうち、秋元才加さん、大島優子さん、多田愛佳さん、奥真奈美さん、指原莉乃さん、高城亜樹さん、仲川遥香さん、前田敦子さん、宮澤佐江さん、渡辺麻友さんの10名が来場。今回のキャンペーン用に撮影を行なったときのエピソードや、メンバーの「記録にまつわるエピソード」などについてのトークセッションを行なった。
AKB48の10人は、プレゼントのダウンベストを着て登場。「軽くて動きやすい」「全色そろえたい」「7色のワッペンに注目して欲しい」とお気に入りの様子だった |
撮り下ろしの写真は、主に学校で撮影されたものを用意。「アフロヘアをかぶって」(仲川さん)、「しっとりめな姿で」(指原さん)、「OLさんの格好をして、ほうきで掃除しながら」(渡辺さん)、「自由に動き回りながらなので、素顔がみられる写真も」(高城さん)と、さまざまなシチュエーションで撮影したという。
また、メンバーが「Verbatimで残しておきたい、最近のお気に入りのショット」については、「パリでパフォーマンスしたときの、エッフェル塔の前で撮影したもの」(多田さん)や、「全国ツアーで、合間に撮った“夏”の写真」(奥さん)、「なかなかカメラを向いてくれなかったペットの犬と、ついに撮ることができた2ショット」(高城さん)などの思い出が語られた。
登場したメンバーのうち、秋元さん、大島さん、前田さん、宮澤さんの4人は、店頭用の等身大POPも制作。「夢の1つがかなった。早く親に見せたい」(秋元さん)、「私たちよりも、商品に目が行くようにという気持ちでいっぱい」(大城さん)、「キャンペーンをやらせていただいているんだなと思えて、うれしい」(大島さん)「わがままを言えば、新宿において欲しい。新宿のヨドバシカメラによく行くので」(宮澤さん)と、それぞれの喜びを表した。
撮影で「アフロにもなった」という仲川さん(左写真中央)など、それぞれの撮影エピソードなどが語られた。「メンバーの素顔や、背伸びした姿などが楽しめる」(秋元さん)とのこと |
大島さん(左写真)ら4人の等身大POPも制作された | 大塚重徳社長(下段中央)とAKB48のメンバー |
■ 「“ジャパンクオリティ”のVerbatimにふさわしいコラボレーション」
大塚重徳社長 |
Verbatimの記録メディアの歴史は、1969年のカリフォルニアでミニデータカセットの製造から始まり、1974年に8インチフロッピーを製造開始。1990年に三菱化成(現三菱化学)がVerbatimを買収してからは、同社の海外向けブランドとして、3.5型MOディスク(1991年)や、CD-RW(1997年)、8cmBD-R(2007年)など世界初の製品を発売してきた。
世界80カ国以上で展開し、2005年にCD/DVDともに世界シェアNo.1となってから4年連続でその座を維持。欧州では追記型DVDで4割以上のシェアを持っているという。
大塚重徳社長は、「誇りを持っているブランドを、国内でも使いたいと思っていた。検討を繰り返し、ブランド誕生40周年の記念の年に導入を決めた」という。9月までに、DVDメディアやSDカードなど、PC向け製品のほぼ全てをVerbatimに切り替えたという。
今回のキャンペーンについては、AKB48がフランスやアメリカなど活躍の場を海外にも広げていることに触れ、「“ジャパンクオリティ”を表現するVerbatimにふさわしい方々だと確信している。キャンペーンは、ユニークでインパクトのある内容に仕上がったので、期待して欲しい」とコメントした。加えて、「政治の世界では政権交代など日本の衣替えが始まっているが、記録メディアの世界でも、新しいパッケージやAKB48の力で、“ブランド交代”を実現したい」と述べた。
(2009年 11月 16日)
[AV Watch編集部 中林暁]