アキア、デジタル3波対応の26型/32型液晶テレビ
-32型で49,800円。直販限定で「バイ・デザインと差別化」
株式会社アキアは、akiaブランドの液晶テレビ新製品として、HDMIを搭載した地上/BS/110度CSデジタルチューナ搭載の26型/32型液晶テレビ2モデルを12月中旬より発売する。価格は26型の「26HG03H-B」が44,800円、32型の「32HG08H-B」が49,800円。カラーはブラック。ともに直販サイトでの販売となる。
同社では既報の通り、42型フルHD対応モデル「42FG05A-B」や24型「24FG00J-B」、1,680×1,050ドットパネル搭載の22型「22HT10J-B」の3モデルを10月29日に発表。今回の新モデルと合わせて合計5モデルをラインナップする。
2モデルとも、1,366×768ドットパネルを搭載する液晶テレビ。32型と既発表の42型はIPSパネルを採用しているという。ともに地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載し、EPGやデータ放送、双方向サービスに対応する。アナログチューナも備える。
入力端子はHDMIを3系統、D5を2系統、S映像、コンポジット、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を各1系統、アナログ音声(RCA)を3系統、PC用ステレオミニを1系統搭載する。そのほか、光デジタル音声出力×1やヘッドフォン出力(ステレオミニ)×1なども装備。Ethernet端子も新たに備える。
消費電力と年間消費電力は32型が160W/135kWh、26型が113W/95KWhで、ともにエコポイント対象の予定。リモコンが付属する。
型番 | 32HG08H-B | 26HG03H-B |
パネル | 32型/1,366×768ドット | 26型/1,366×768ドット |
輝度 | 450cd/m2 | 未発表 |
コントラスト比 | 1,0001 | 800:1 |
視野角 | 上下/左右各178度 | 上下150度/左右160度 |
応答速度 | 7ms | 5ms |
チューナ | 地上/BS/110度CSデジタル×各1 地上アナログ×1 | 地上/BS/110度CSデジタル×各1 地上アナログ×1 |
入力端子 | HDMI(Ver.1.3)×3 | |
出力端子 | 光デジタル音声×1 アナログ音声×1 ヘッドフォン出力×1 | |
スピーカー出力 | 6W×2ch | 4W×2ch |
消費電力 | 160W | 113W |
年間消費電力量 | 135kWh/年 | 95kWh/年 |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ/スタンド含む) | 788×242×552mm | 650×230×483mm |
重量 (スタンド含む) | 12.5kg | 10.2kg |
■ 「バイ・デザインと提携・協業」。“自社開発力”ある薄型テレビを展開
新製品発表会では、同社代表取締役社長の多治見淑高氏が登壇。akiaブランドについて、「企画、開発、デザインはバイ・デザインと提携・協業し、世界トップクラスのメーカーに製造を委託している」と説明。
またアキアの強みとして、“自社開発力”をアピール。「製造は中国で行なっているが、自社で専用設計している部分もある」とし、「今回の新モデルでは、デジタルチューナ部も開発している。スケーラを一体化した1チップのマイクロプロセッサを使用しており、部品コストが削減できる」など、競合他社との違いを強調。「最新の技術を採用したテレビを提供していく」とした。
なお、akia製品は12月中旬に開設予定の直販サイトのみで販売し、量販店などでは扱わない。これは、量販店などに展開しているバイ・デザインとの兼ね合いによるもので、「ECサイトでの展開という、流通経路に乗せない販売方法にすることで、バイ・デザインとの差別化を図る」としている。
バイ・デザイン株式会社の飯塚克美代表取締役社長も発表会に参加。akiaブランドの創始者として、「まずは昔のアキアユーザーに、“akiaが戻ってきた”と知らせたい。その上で、新生akiaブランドの薄型テレビを使用して頂きたい」と述べた。
(2009年 11月 24日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]