パナソニック、「エコプロダクツ 2009」出展概要を発表

-エコでビエラリンクを訴求。ブラウン管のリサイクルも


パナソニック 環境本部 岡原邦明本部長

12月9日発表


 パナソニック株式会社は9日、12月10日~12日に東京ビッグサイトで開催する、国内最大級の総合環境展示会「エコプロダクツ 2009」における展示概要を発表した。

家全体からのCO2排出量を0にする取り組みを示した「家まるごとCO2±0(ゼロ)」を今回の出展テーマに

 同社では「商品」、「モノづくり」、「ひろげる」の3つのエコアイディアを基軸に環境対策に取り組んでおり、今回は「家まるごとCO2±0(ゼロ)」を出展テーマに、パナソニックが目指すエナジー事業、“「省エネ」(へらす)「創エネ」(つくる)「蓄エネ(ためる)」それらを「つなぐ」ことでもっとエコ!”を紹介するという。

 主な展示内容として、「コンセプトステージ」、「商品のエコアイディアゾーン」、「モノづくりのエコアイディアゾーン」、「ひろげるエコアイディアゾーン」の4エリアを用意。


展示の全体概要ブース全体のレイアウト

 「コンセプトステージ」では、出展テーマである「家まるごとCO2±0(ゼロ)」の考え方を、キャラクター「ゼロくん」が登場する約6分間のアニメ映像を使って説明。詳細なツアーや展示に誘導することを目的としたエリアとなっている。

 また「商品のエコアイディアゾーン」では、ビエラリンクやECO NAVI家電などのエコ商品を展示し、商品の訴求を行なうという。同社では、プラズマテレビやエアコンなど省エネ性能の高い商品の展開を図っており、2008年には233機種を市場に投入。2009年も順調に増加傾向にあるとしている。

 「モノづくりのエコアイディアゾーン」では、資源リサイクルの取り組みとして、ブラウン管のリサイクル技術を紹介。ブラウン管のレーザー分割システムや、使用済みブラウン管ガラスを再利用した商材の展示なども行なう。「ひろげるエコアイディアゾーン」では、世界各地での環境活動をリレーのように紹介する「パナソニックエコリレー」のコーナーも用意する。

コンセプトステージ省エネ性能の高い製品を順次市場投入ブラウン管のリサイクル技術も展示

 「エコプロダクツ2009」は、東京ビッグサイト展示場にて12月10日~12日まで開催。開催時間は10時~18時(12日のみ17時まで)で、入場は無料(登録制)。出展社は約721社/団体で、来場予定者数は約18万人を見込む。主催は社団法人産業環境管理協会と日本経済新聞社。


(2009年 12月 9日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]