パナソニックとLG電子のTVで、Skypeテレビ電話が可能に
-ソファに座ったまま、Webカメラで720p映像を送受信
Skypeは現地時間の5日、家電メーカーと協力し、ネット接続対応テレビにSkypeソフトウエアを組み込み、テレビでテレビ電話を可能にすると発表した。パートナー企業はパナソニックとLG電子で、1月7日~9日に米ラスベガスで開催される「2010 International CES」で、対応製品が公開される。
パナソニックでは、「2010 VIERA CAST」機能対応のHDテレビに、LG電子は「NetCast Entertainment Access」機能を搭載した、液晶、およびプラズマテレビ26製品にSkypeソフトウエアを組み込む。いずれの製品ラインナップも、米国向けに2010年半ばに投入が開始されるという。
両社とも、Skypeビデオ通話向けに開発された特別設計のHD Webカメラをテレビの付属品として提供。720p映像でのテレビ電話をサポートしており、「ソファに座ったユーザーの音声と画像を拾うことができる、特別なマイクと光学システムを備えている」(Skype)という。
Skype対応テレビで使用可能なサービスは、Skype同士の無料音声・ビデオ通話、Skypeの低料金で固定電話や携帯電話に通話、Skypeのオンライン番号を利用したインバウンド・コールの受信(オプション)、Skypeボイスメール(設定が必要)、同時に最大24人までの音声通話、最大720pのHDビデオ通話となる。
なお、720pでのビデオ通話はSkype for Windowsでも可能で、最新のベータ版「4.2 Beta」では、最大解像度が720p、フレームレートが30fpsでのビデオ通話に対応する。ただし、720pに対応したWebカメラと、1.8GHz以上のデュアルコアプロセッサを搭載したPC、最低1Mbps以上の通信が可能なブロードバンド環境が必要。Skype対応テレビの必要通信環境も同じ。
(2010年 1月 5日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]