DTC Japan、サウンドカード「Bravura 7.1」を正式販売

-Auzentech製/7.1ch出力対応。オペアンプの単品販売も


「Auzen X-Fi Bravura 7.1」

1月12日発売

標準価格:14,800円


 DTC Japanは、2009年12月発表時に事前予約販売で展開していた、Auzentech製のPCI Express×1接続サウンドカード「Auzen X-Fi Bravura 7.1」の正式販売を12日より開始する。価格は14,800円。

 「Auzen X-Fi Bravura 7.1」は、アナログオーディオのための最適設計を施したというサウンドカード。24bit/192kHzのステレオ出力、24bit/96kHzの7.1ch出力に対応し、マルチチャンネルスピーカー出力、独立ヘッドフォン出力回路など装備する。対応OSはWindows XPとVista(32/64bit)。

 デジタル出力を担当するメインチップには、CreativeのX-Fiを採用。バーチャルサラウンド機能の「CMSS 3D」や、音質補間機能「Crystalizer」、EAX 4.0 ADVANCED HDなどに対応する。デジタル系の出力は同軸デジタル音声×1を装備。

 アナログ信号の干渉を抑えるためのアナログ回路も配置。DACのダイナミックレンジは114dBで、フィルタ部にはメタルコンデンサを、カップリング出力にはニチコン製のMUSE ESシリーズコンデンサを採用するなどで、音質の向上を図った。マイク入力も備えており、アナログI/OのためのDACのフィルタをヘッドセット、マルチメディアマイク、バランス型ダイナミックマイクなどから選べるためのプリセットを用意している。

 独立したヘッドフォン回路も装備し、ダイナミックレンジ120dB、最高192kHz対応の専用DACを搭載。交換可能なOPAMPやWIMA製のコンデンサなどを使用し、音質に配慮しているという。


■ 数量限定でオペアンプの単品販売も

 Auzentechのサウンドカードに最適という、ナショナルセミコンダクター、TIのオペアンプIC単品を数量限定で販売する。種類と価格、限定数量は下表の通り。

商品

限定数量

価格

LME49710MA+Adaptor

10個限定

3,200円

LME49710HA+Adaptor

10個限定

4,600円

OPA627AU+Adaptor

20個限定

7,300円

OPA637AU+Adaptor

20個限定

7,800円

OPA627SM+Adaptor

10個限定

26,200円

OPA637SM+Adaptor

10個限定

26,700円

 LME49710MAとLME49710HAは、ナショナルセミコンダクターのオペアンプ。ともに低歪みを実現させたことが特徴。LME49710HAはプレシーディップの金メッキピンヘッドを使用し、オペアンプIC信号の損失を抑制可能。

 OPA627AU/637AU、OPA627SM/637SMはいずれもTIのオペアンプ。主に高音域の表現力が特徴的なモデルとなる。4モデルともプレシーディップの金メッキピンヘッドを使用する。

LME49710+AdaptorOPA627AU+AdaptorOPA637SM+Adaptor

(2010年 1月 12日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]