Ultimate Ears、初の6アーマチュアイヤフォン「UE18 Pro」

-米国で2月発売。1,350ドル。カスタムモニター最上位


UE18 Pro

2月初旬発売

標準価格:1,350ドル(耳型制作費別)

 Logitechは米国時間の14日、Ultimate Earsブランドのカスタムインイヤーモニター最上位モデル「Ultimate Ears 18 Pro Custom Monitor」(UE18 Pro)を発表した。日本国内の販売予定は現在のところ無いという。

 発売は2月初旬。価格は1,350ドルだが、ユーザーの耳型に合わせた形状に作成するため、同社にユーザーが自分の耳と外耳道の型を送る必要がある。その耳型作成費用は含まれていない。

銀色のユニット1つに2つのバランスド・アーマチュアユニットを搭載。ユニットの前についているのがインラインフィルタ

 バランスド・アーマチュアユニットを搭載したモデルで、同社初という、6個のユニットを内蔵しているのが特徴。内部は右図のようになっており、ユニットは3個に見えるが、1つの中に2つのアーマチュアユニットが入っており、合計6個となる。

 音の傾向について同社では「透明感のある中音域と、伸びのある高音、パワフルで重みのある低音が堪能できる」としており、オーディオファンやプロミュージシャン向けのモデルとして販売する。

 ミッドレンジ+ローレンジ用と、高域用のユニットの前に、個別のチューブ状の音道パーツ「インライン フィルタ」を設置。各帯域をバランスよく別々の経路で送出することで、「イヤフォン筐体内ではなく、耳の中で各帯域をバランスよくブレンドする」という。

 こうしたアコースティックチューニング技術に加え、エレクトリック チューニング、特許申請中のトリプル サウンドチャンネル、低歪みケーブルの4つの技術を組み合わせることで、高音質を実現したという。

 再生周波数帯域は20Hz~18kHz。入力感度は110.6dB(1kHz)、インピーダンスは21Ω。遮音性は-26dB(オプションでカスタマイズ可能)。標準ケーブル長は121cm、別売で162cmの延長ケーブルも用意する。入力プラグは金メッキ仕上げのステレオミニ。重さは28g。アルミ製ケースが付属する。


(2010年 1月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]