4月放送「トランスフォーマー アニメイテッド」が秋にBD/DVD化

　タカラトミーは、テレビ愛知発テレビ東京系6局などで、4月3日から毎週土曜日の朝8時にアニメ「トランスフォーマー アニメイテッド」を放送する。各回30分の2Dアニメで、同作品はパラマウント ジャパンが2010年秋から、Blu-ray/DVDで発売する予定。なお、同作品は2007年12月から北米などで放送されたものの、日本版となる。

　「トランスフォーマー」は、タカラトミー(当時はタカラ)が、'84年に米国で発売した玩具としてスタートし、アニメやコミック化。日本でも'85年に玩具とアニメが展開。世界約130の国と地域で、男児向けロボットキャラクターの代名詞として愛されており、'07年と'09年にスティーブン・スピルバーグ総指揮、マイケル・ベイ監督のもと、実写映画化された事も記憶に新しい。

3月27日に発売される第1弾玩具の中から、左がオプティマスプライム(3,780円)、右がメガトロン(3,780円)

　タカラトミーによれば、この実写映画により、日本で3歳～8歳児という新たなターゲット層が拡大したという。そこに向けて放送を開始するのが「トランスフォーマー アニメイテッド」であり、映像作品だけでなく、3月からは変形ロボット玩具を順次発売。2010年夏にはセガから業務用キッズカードゲーム機も登場予定。アパレル、文具、雑貨などのライセンス商品も大規模に展開するという。

　この「トランスフォーマー アニメイテッド」は、既に米国を中心に放送されているもので、北米では4歳～8歳児を中心に、「トランスフォーマー」の入門アニメシリーズとして展開。全42話が放送され、玩具も含め人気作品になっている。

　国内放送にあたっては、岩浪美和音響監督のもと、日本独自の新たな音響演出を加えているほか、「ターゲット層に向けてより魅力的で、クオリティを高めた映像をご提供する」という。

　物語は巨大なパワーを持つオールスパークをめぐる、「オプティマスプライム」率いる正義のオートボット軍団と、「メガトロン」率いる悪のディセプティコン軍団の戦いという、実写映画やアニメシリーズの内容を踏襲したストーリーだが、「アニメイテッド」独自の世界観や斬新なキャラクターデザインを採用。「旧作を見て育った世代が、当時と同じ年頃の子供を持つ世代となった今、親子が一緒に楽しめる」(タカラトミー)とのこと。

　番組最後には実写の「情報コーナー」を新設。進行役は、タレントの天野ひろゆきが担当する。