「ガンダムUC」、2月20日の劇場BD先行販売が1万人限定に

-一般販売は3月12日。PS3向けの冒頭7分無料配信も開始


2月20日先行販売開始

BD版第1巻のジャケット
(c)創通・サンライズ
 2月20日のプレミア上映と、上映映画館でのBlu-ray先行発売が迫っているOVA「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」。その、BD先行販売枚数が先着1万人に限定される事になった。

 同作品のBlu-ray(BCXA-0223/5,040円)、DVD(BCBA-3772/3,990円)の一般発売は3月12日だが、それに先立ち、2月20日から全国大都市の劇場で実施されるイベント上映の会場で、映画鑑賞者を対象に、BD版の先行販売が行なわれる。購入には映画のチケット、もしくは入場後の半券が必要。

 従来は先行販売枚数は特にアナウンスされていなかったが、2月9日に販売方法が変更され、先着1万人限定となった。公式サイトでは「本編の鑑賞時に、商品が品切れる場合がございます。あらかじめご了承ください」と注意書きが書かれている。

 プレミア上映は限定2週間で、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌などで実施。関東では新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(2月27日~)、シネプレックス幕張(2月27日~)、MOVIXさいたま(2月27日~)となる。各都市での上映間とスケジュール、舞台挨拶の情報は公式サイトで公開されている。

 なお、2月20日にはPlayStation NetworkのPlayStation Storeで実施している映像配信サービスにおいて、ダウンロードレンタル方式でHD画質の本編配信も開始。それに先立って、プロモーションとして本編冒頭約7分の無料配信も、PCや携帯電話、PlayStation 3向けに開始されている。


■ 機動戦士ガンダムUC

 「亡国のイージス」などで知られる作家・福井晴敏が手掛けた小説を原作としており、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」から3年後の世界を描く、ファン待望の「宇宙世紀」新章となっている。 OVAは全6巻構成。

(c)創通・サンライズ

 時はU.C.0096。「シャアの反乱」から3年。ジオン共和国の自治権放棄を数年後に控え、一年戦争から続く戦乱の世は、表面上には平穏を取り戻しているかのように見えた。

機動戦士ガンダムUC
(c)創通・サンライズ
 工業コロニー「インダストリアル7」に住む少年バナージ・リンクスは、ある日、オードリー・バーンと名乗る謎の少女と出会う。ビスト財団とネオ・ジオン残党組織「袖付き」による「ラプラスの箱」取引を止めようと、単身行動を起こしたという彼女に対し、協力するバナージ。だが、同じく取引を阻止しようと乗り込んだ地球連邦軍と袖付きとの戦闘で、コロニーは戦場と化してしまう。

 オードリーを探して戦火の中を走り抜けるバナージは、「ラプラスの箱」の鍵となる、純白のモビルスーツ・ユニコーンガンダムと運命的な出会いを果たす。「ラプラスの箱」とは何か、それが抱く秘密とは何か……。宇宙世紀100年の呪いが解かれようとしていた。

 原案は矢立肇・富野由悠季。監督は古橋一浩。脚本はむとうやすゆき。キャラクターデザイン原案は安彦良和。アニメーションキャラクターデザインは高橋久美子。モビルスーツ原案は大河原邦男。メカニカルデザインはカトキハジメ・佐山善則・石垣純哉・玄馬宣彦。声の出演は内山昂輝、藤村歩、下野紘、戸松遥、甲斐田裕子ほか。



(2010年 2月 17日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]