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「崖の上のポニョ」がDEGジャパン・アワードを受賞

−特別賞「劔岳」など。ユーザー賞は「化物語」


2月18日発表


 映像コンテンツメーカーや機器メーカーが加盟するデジタル・エンターテインメント・グループ・ジャパン(DEGジャパン)は、画質や音質に優れたBlu-rayビデオタイトルを表彰する「第2回 DEGジャパンアワード/ブルーレイディスク大賞」の授賞式を開催した。

崖の上のポニョ Blu-ray版

 2009年1月1日から12月31日までの間に国内で発売、販売された約1,100作品の中から、高画質や高音質、高機能などの“Blu-rayならでは”の特徴を活かした映像作品を表彰するアワード。審査員は、AV評論家や映画/ビデオソフト専門誌編集長、機器メーカー代表ら15名。審査委員長はAV評論家の麻倉怜士氏。

 グランプリに輝いたのは、ウォルトディズニージャパンの「崖の上のポニョ」。審査員のほとんどが推薦し、「手描きの柔らかい質感や、しなやかな風合い、絵本の世界がそのまま動くような映像が素晴らしく、劇場体験をそのまま家庭で得られる秀逸な作品」と評価された。

 審査員特別賞は、「七人の侍」と「劔岳 点の記」が受賞。ユーザーからの投票による最高投票獲得作品に贈られるユーザー特別賞には「化物語」が選ばれた。


部門 受賞作品
グランプリ - 崖の上のポニョ
ベスト高画質賞 映画部門 ブレイブハート
ビデオ部門
(2作品)
映像詩 里山 劇場版
Healing Islands OKINAWA
〜竹富島・西表島〜
アニメ部門 モンスターズ・インク
ベスト高音質賞 音楽部門 NHK クラシカル ハイティンク指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ペライア
映像部門 ウォーリー
ベスト・インタラク
ティビティ賞
- 劇場版 名探偵コナン 漆黒の追跡者
ベスト・レストア賞 - トラ・トラ・トラ! 製作40 周年記念完全版
審査員特別賞(2 作品) - 七人の侍
- 劔岳 点の記
ユーザー特別賞 - 化物語

 


■ 審査タイトルも拡大。2010年は3D賞も

DEGジャパン塚越会長

 DEGジャパンの塚越隆行会長(ウォルト・ディズニー・スタジオホームエンターテインメント日本代表)は、景気低迷の中でも、Blu-rayソフト市場が前年の約2.8倍に成長し、2009年はBDの認知が拡大したことを紹介。昨年よりも対象ソフトやメーカーも大幅に拡大し、2009年を代表する作品を集め、「Blu-rayって確かにいいなと思っていただけるような賞にしていきたい」と意気込みを語った。

 その後、各賞の受賞タイトルを、審査員が選評とともに発表した。なお、ベスト高画質賞のビデオ部門と審査員特別賞については、2作品が選ばれているが、「審査員がそれぞれをほぼ同数ずつ支持したため、審査委員長権限で2作品にしました(審査委員長の麻倉怜士氏)」とのこと。

「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ペライア」で、ベスト高音質賞を受賞したNHKエンタープライズは、「24bit/96kHzのPCMで、BDに余すことなく詰め込み、劇場を再現できたことが今回の受賞につながった。至福の時間を味わってほしい。これからもハイスペック製品を手掛けていきたい」と語った 「Healing Islands OKINAWA」でベスト高画質賞ビデオ部門を受賞したビコムは、「放送でも映画向けに作ったわけではなく、我々はBDが最終的な表現手法。カメラのチューニングから、オーサリングまです自社内でやっている。トータルの作業を評価していただけたと思う」と喜びの弁を語った 「ブレイブハート」でベスト高画質賞の映画部門を受賞した20世紀フォックスは、「最近の作品の戦闘シーンはCGを多用しているが、本作はCGではなく本物の躍動感が出ていると思う。取りたいと思っていた賞を取りたいと思った作品で取れた」とする。ベスト・レストア賞もFOXの「トラ・トラ・トラ」。40年前の作品を丁寧に修復し、「素材のディテールや皮膚の汗、空気の澄みきった感じが蘇っている」と評価。FOXは2010年もカタログタイトルのBD化を2010年も進めると訴えた
ベスト・インタラクティビティ賞は「劇場番名探偵コナン 漆黒の追跡者」が受賞。販売元のBeingの代表者が喜びを語った。本編終了後に、BD-Liveを介して関連音楽ビデオのストリームや特典映像、携帯からの試写会応募などの機能を搭載した点が評価された ユーザー特別賞は、アニプレックスの「化物語」。西尾維新原作のテレビアニメ化で、BDのテレビアニメとして驚異的な売り上げを記録した
審査員特別賞は本田雅一氏が発表。「第1回アワードで審査委員長から、『高画質や音質を評価するのであって、好きな作品を選ぶじゃない』と念押しされたが、一つだけ、審査員の気持ちが入れられる賞」として、丁寧な修復で蘇った「七人の侍」と、厳しい大自然の中のロケで監督の気持ちをそのままのクオリティで収めたという「劔岳」を選出した 「劔岳」はフジテレビが発売。「木村監督はデジタル機器には強くなかったが、BD化に際して50インチのテレビとBDを購入し、『これはもう映画館いかないな』と喜んでいた」という
崖の上のポニョがグランプリを受賞

 グランプリは、ディズニー/スタジオジブリの「崖の上のポニョ」。審査委員長の麻倉怜士氏は「劇場の体験がそのままある。手描きの質感や劇場の感動を再現するために、(MPEG-4 AVCなど)フォーマットの根本から手を入れた点もポイント。音もインタラクティブも素晴らしい」と選評を語った。

 ジブリ作品を担当するディズニーも「ボカさずに柔らかく」という困難な要望を実現した関係者に感謝の弁を述べるとともに、「2010年は(ジブリの)旧作BD化もやっていく」との計画も明らかにした。

 審査委員長の麻倉怜士氏は、2010年への要望として、「音楽作品はクラシックだけでなく、ポップスも頑張ってほしい。インタラクティブももっと強化してほしい」と語ったほか、「間違いなく3Dが出てきて、新しいエンタテインメントの時代が始まる」と言及。DEGジャパンの島津彰副会長(ソニー 3D&BDプロジェクトマネジメント部門 部門長)は「来年は間違いなく3Dの賞を作ります」と応えた。

ディズニーは2010年のジブリ旧作のBD化を明言 審査委員長の麻倉怜士氏 DEG副会長の島津氏

(2010年 2月 18日)

[ AV Watch編集部 臼田勤哉]