映像配信の「GyaO」にテレビ朝日、TBSなどが出資

　ヤフー(Yahoo! JAPAN)と、テレビ朝日、電通、東京放送ホールディングス(TBS)、テレビ東京、博報堂DYメディアパートナーズの5社は、ヤフーの子会社GyaOに出資することで合意した。

　GyaOは、USENの100%子会社で展開していた「GyaO」と、ヤフーの「Yahoo!動画」を2009年に統合し、ヤフーが子会社化。2009年9月7日より、無料映像配信サイト「GyaO! Presented by Yahoo! JAPAN」と有料映像販売サイト「GyaO!ストア Presented by Yahoo! JAPAN」を展開開始。「オフィシャル映像のみを配信するサービス運営」として、売り上げを伸ばすとともに、コストの削減にも努め、2009年12月には単月黒字化を達成したという。

　今回出資する各社の出資比率は、テレビ朝日と電通、TBSホールディングスが各7%、テレビ東京が4%、博報堂DYMPが3%。株式取得時期は今春を予定。出資後の持ち株比率は、ヤフーの51%を筆頭に、2009年9月に出資しているフジテレビ(7%)、日本テレビ(7%)を含めた各キー局が株式を持ち合う形となる。

　ヤフーでは、「今後のGyaOの成長の加速のため、重要なパートナーであるテレビ局、および広告会社に資本参加を仰ぎ合意した。各社とはすでに業務上の連携を進めており、今後さらに発展させていくことを検討する」としている。