三洋、フルHD記録で実売35,000円の新「Xacti」2機種
-縦/横で各3色。38mm~190mmのダブルレンジズーム
三洋電機は、フルHD記録に対応したビデオカメラ「Xacti」の新モデルとして、縦長の「DMX-CG100」と、横長の「DMX-GH1」を4月16日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はいずれも35,000円前後。
ボディデザイン以外の主な仕様は共通。DMX-CG100は縦型のボディで、ホワイト(W)、レッド(R)、ブルー(L)の3色を用意。2月発売の「DMX-CG110」の下位モデルで、16GBの内蔵メモリを省いたほか、ハイスピード動画撮影などを省略し、低価格化している。DMX-GH1は横長ボディでシルバー(S)、ピンク(P)、ブルー(L)の3色となる。
DMX-CG100 | DMX-GH1 |
DMX-CG100 |
1/2.33型、約1,440万画素CMOSを搭載し、有効画素数はフルHD動画が約1,190万画素、SD動画と静止画が約1,430万画素。記録メディアは、SD/SDHC/SDXCカード(最大64GB)で、Eye-Fi連動機能も搭載。50MBの内蔵メモリも備えている。
動画記録フォーマットMPEG-4 AVC/H.264(.MP4)で、1,920×1,080ドットのフルHDに対応。フルHDでは60i/16Mbpsまたは30p/12Mbpsの2モードから選べる。そのほか、1,280×720ドット/60p/12Mbpsや、1,280×720ドット/30p/9Mbps、640×480ドット/30p/3Mbpsなども用意している。
DMX-GH1 |
光学ズームは5倍(F3.5~3.7/35mm換算焦点距離38~190mm)で、アドバンストズームは6倍。ズーム領域をボタンで切り替えられる「ダブルレンジズーム」機能を搭載し、アドバンストズーム利用時の35mm換算焦点距離は、「Wモード」時が40~240mm、「Tモード」時が80~480mmとなるため、トータルで12倍ズームを実現できる。レンズは8群11枚(非球面3枚6面)。
静止画は、最大4,640×3,480ドットの記録が可能。手ブレ補正機能も備えており、ムービーは電子式、静止画は加算式。顔検出追尾機能なども備えているほか、静止画撮影時には色検出追尾にも対応する。横型のDMX-GH1のみ、ムービー用と写真用の撮影ボタンを別々に設けた「ダブルサブRECボタン」を装備する。
ミニHDMIとUSB端子を搭載。Windows 7のデバイスステージにも対応する。液晶モニタは2.7型/約23万画素。付属バッテリ「DB-L80」(700mAh)での連続撮影時間はフルHD動画が約60分(実撮影約30分)、静止画が約190枚(CG100)/約200枚(GH1)。動画の連続再生は約210分。
外形寸法は、DMX-CG100が85.7×37.4×110.3mm(幅×奥行き×高さ)、電池/SDカード込みの重量は約176g。DMX-GH1が38.5×109.6×55mm(同)、重量は約172g。
(2010年 4月 8日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]