アイ・オー、「LAN DISK AV」でスカパー! HD連携強化

-スタンバイモード搭載。VARDIAへの一括ムーブも


スカパー! HD録画のスタンバイモードに新対応

4月28日発表


 アイ・オー・データ機器は、スカパー! HD録画に対応したLAN HDD「LAN DISK AV HVL1-Gシリーズ」と、「HVL4-Gシリーズ」の最新ファームウェアを提供開始した。

LAN DISK AV HVL1-Gシリーズ

 最新版のVer.1.31にアップデートすることで、スカパー! HDチューナとの併用時に、チューナからアクセスが無い場合、自動的にHDDの回転を停止する「スタンバイモード」に対応。録画予約開始の直前には回転を再開し、録画実行する。省電力化が図れるほか、スタンバイ中はHDDと冷却ファンが停止するため、ほぼ無音状態にできる。

 また、東芝のDVDレコーダ「VARDIA」との連携を強化。ネットワークダビング対応VARDIAへの番組ムーブの際に、ムーブが完了すると自動でVARDIAとLAN DISK AVの電源がOFFになる。また、VARDIAへの複数コンテンツの一括ムーブにも対応した。

 さらに、スカパー! HDの視聴年齢制限コンテンツのカテゴリ表示に対応。従来は特定フォルダ(Ratedフォルダ)に収めていた制限コンテンツを、通常のVideoカテゴリフォルダ内にも表示可能にした。これにより、日付やジャンル別表示でも制限コンテンツを確認できるようになった。

 なお、視聴年齢制限コンテンツの再生には、スカパー! HDチューナまたはスカパー! HD認証プレーヤーが必要となる。対応プレーヤーはスカパーブランドのチューナ「SP-HR200H」とソニーの「DST-HD1」、デジオンの再生ソフト「DiXiM Digital TV plus」。


 また、LAN HDD「LAN DISK」シリーズにおいても、HDL2-S、HDLP-G、HDLP-S、HDL-Sの各シリーズ用のアップデータを提供開始。新たにnet.USB機能の強化を図っている。

 net.USBは、本体のUSB端子に接続した機器をLAN上で共有できる機能。新たにこの機能で同社の地デジチューナとDVDドライブに対応した。

 離れた場所にあるテレビチューナや、DVDドライブをパソコンに接続しているかのように操作できるため、電波を受信しやすい場所にチューナを設置し、離れた場所のパソコンからチューナの映像を視聴できる。なおチューナから受信した番組をLAN DISK内に保存することはできない。対応チューナカードは同社ホームページで案内している。

HDLP-Gシリーズ利用イメージ

(2010年 4月 28日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]