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au、ワンセグ4倍速の「BRAVIA Phone」など携帯電話新製品

−「おでかけ転送」は高速化。高画質化したREGZA Phoneも


5月下旬以降順次発売

標準価格:オープンプライス


 

今期モデルでは、スマートフォンを除く全機種が防水仕様に
 auは17日、携帯電話の新ラインナップを発表。発売は5月下旬より順次開始する。au初となる、ワンセグの4倍速/60fps表示「モーションフロー Lite 60コマ」に対応した「BRAVIA Phone S004」や、「モバイルレグザエンジン2.0」で高画質化した「REGZA Phone T004」などを用意する。

 ワンセグ搭載機種は下表の8モデル。なお、いずれも防水仕様となっており、CA005は、EXILIMケータイとして国内初の防水対応となる。また、「Cyber-shotケータイ S003」と、「SA002」は、世界初の防水スライドケータイ。

 なお、下表の8モデルのほか、同日に発表した「簡単ケータイ K005」、「
簡単ケータイS PT001」(いずれもワンセグ非搭載)、au初のデジタルフォトフレーム「PHOTO-U SP01」、3月に発表したAndroid搭載スマートフォン「IS01」とWindows Mobile搭載「IS02」の13モデルを今期の新製品としている。

型番 メーカー ワンセグ 特徴 カラーバリエーション
BRAVIA Phone
S004
ソニー・
エリクソン
ワンセグ60コマ表示
ワンセグ高速転送/持ち出し
デュアルオープン
1GHz CPU
Wi-Fi
防水
プラチナホワイト、スターダストピンク、オニキスブラック
Cyber-shotケータイ
S003
Wi-Fi
12.1メガカメラ
PLASMAフラッシュ
防水スライド型
フラッシュピンク、クリスタルホワイト、レーザーブルー、メタリックチャコール
REGZA Phone
T004
東芝 モバイルレグザエンジン2.0
ワンセグ持ち出し
12.2メガカメラ
Wi-Fi
1GHz CPU
防水
ルーチェホワイト、アズールブルー、ムーンブラック
EXILIMケータイ
CA005
カシオ 13メガカメラ
高速連写
超解像ズーム
防水
ライトグリーン、ホワイト、ピンク×パープル、ブラック
AQUOS SHOT
SH008
シャープ 12.1メガカメラ
ワンセグ持ち出し
Wi-Fi
防水
クリムゾンレッド、クラッシーピンク、ラスターブラック
SOLAR PHONE
SH007
太陽光発電
ワンセグ持ち出し
防水
スプラッシュブルー、クリーンホワイト、サンセットブラウン
beskey 日立 キーパッド3種類
防水
プリズムピンク、トゥインクルホワイト、スターリーネイビー
SA002 京セラ 7色カラバリ
防水スライド型
ピスタチオグリーン、カスタードイエロー、ペッパーブラック、ムースピンク、チェリーレッド、ミルクホワイト、ディープウォーターブルー

 ソニーの対応BDレコーダで録画した番組の持ち運び機能「おでかけ転送」には、「Cyber-shotケータイ S003」と、「AQUOS SHOT SH008」、「REGZA Phone T004」、「BRAVIA Phone S004」、「SOLAR PHONE SH007」が対応。SH008や、SH007は、シャープ製Blu-ray Discレコーダからの転送にも対応する。また、T004は、東芝のPC「dynabook」や「Qosmio」で録画した地デジ番組の持ち出しも可能。dynabook/Qosmioから転送する場合は、ワイドVGA/約2MbpsのMPEG-4 AVC/H.264に変換される。なお、東芝製Blu-rayレコーダからT004への転送には対応しない。

BRAVIA Phone S004
 BRAVIA Phone S004のみの特徴として、「おでかけ転送」を高速化。BDレコーダからの転送時に、従来モデルに比べ速度が約1.5倍向上するという。これは、1GHz CPUの搭載や、クアルコムのモバイルチップセット「Snapdragon(スナップドラゴン)」(QSD8650)の採用に合わせ、転送ソフトをバージョンアップさせたことにより実現したもの。高速化に加え、新たに本体充電中でも転送ができるようになった。

 画質面での特徴は、BRAVIA Phone S004がワンセグの4倍速/60fps表示機能「モーションフロー Lite 60コマ」に対応したこと。毎秒15コマのワンセグ映像に対し、コマとコマの間に3枚の補間画像を生成し、動きが滑らかになるという。なお、この機能が適用されるのはワンセグ視聴時と、録画したワンセグの視聴時で、録画したワンセグでは、放送時のモーションフロー設定に連動することで、効果が出るとしている。

モーションフローでワンセグを4倍速/60fpsで表示 縦/横のダブルオープンスタイルで、横画面でも動画などを視聴できる

 また、REGZA Phone T004の高画質化エンジンは「モバイルレグザエンジン2.0」に進化。1GHz CPUとSnapdragon採用により高度なリアルタイム画像処理が可能になった。具体的には、周辺の明るさに応じたバックライト制御による色合いの補正や、輪郭強調などが行なわれる。また、曲線部分のジャギーを抑え、滑らかな曲線を復元するとしている。高画質化機能は、ワンセグやLISMO Video、地デジ持ち出し、YouTubeモバイル版、EZムービー、T004で撮影したムービーに適用される。

REGZA Phone T004 画質設定で4種類から選択する。「スーパーファイン」が最も効果を強めたもの

 なお、上記のBRAVIA Phone S004とREGZA Phone T004は、無線LAN対応端末としているが、そのままでは無線LANが利用できず、別売のmicroSDカード型「au Wi-Fi WIN」カード(4,200円)を本体のmicroSDスロットに挿入することで利用できる。なお、無線LAN利用には、他の対応端末同様に、Wi-Fi WINオプション(月額525円、2011年6月30日までは無料)への加入も必要。このカードを用いた無線LAN対応機種を今後拡大するという。

 SOLAR PHONE SH007は、従来のソーラー発電対応モデルに比べ、ソーラーパネルの発電効率が向上。10分間のソーラー充電で約2分の通話、約3時間の待ち受けが可能になった。Cyber-shotケータイ S003は、従来の約48倍の明るさという「PLASMAフラッシュ」を搭載。劣化が少ないという「超解像3倍デジタルズーム」を採用するほか、動く合成写真が作れる「ダイナミックフォト」機能も利用できる。

 そのほかのユニークな端末としては、本体のキー部分をパネルごと取り替えられるbeskeyもラインナップ。ボタンにふくらみがある「Float key」、ボタンが小さめでしっかりした押し心地の「Waterdrop key」、ボタンが波のように立体的な「Wave key」の3種類のパネルが同梱し、ユーザー自身の使い方や好みに応じて取り替えられる。

 

Cyber-shotケータイ S003 SOLAR PHONE SH007 EXILIMケータイ CA005

AQUOS SHOT SH008 カラーバリエーションが7色のSA002 キーパネル交換が可能なbeskey

左から、交換用パネルの「Float key」、「Waterdrop key」、「Wave key」 beskey(スターリーネイビー)の交換用パネル。ユーザー自身が取り替えられる デジタルフォトフレーム「PHOTO-U SP01」は、JPEG/GIF静止画の表示が可能で、携帯電話またはSDカード内の静止画に対応。LISMO Videoなどの動画には対応しないが、Flashの表示には対応する
 


■ 基本機能の強化でユーザビリティを追求

beskeyを手にする取締役執行役員常務の田中孝司氏
 取締役執行役員常務の田中孝司氏は、今回の発表会で「イノベーティブ」、「デザイン」、「ユーザービリティ」の3つによる「買いやすさ、選びやすさ」の向上を掲げており、なかでも「ユーザービリティにこだわった」としており、通話エリア・通話品質の強化をアピール。ユーザーからの声を受け、ゴルフ場や、パーキングエリア、道の駅、大規模商業施設などのカバーを徹底するとした。

 コンシューマ商品統括本部 サービス・プロダクト企画本部長の増田和彦氏は、今回発表のモデルを全て防水対応とした理由について、同社調べで「水で困ったことがある」というユーザーが78.5%にまで至ったことを説明した。また、ボタンの押しやすさや、操作のわかりやすさなど、「基本機能」への要望が高まっているという調査結果を挙げ、「基本機能を強化することでユーザビリティを追求した」と述べた。

 スマートフォンの今後について増田氏は、「従来のハイエンド端末がスマートフォンに移行していくだろう」との見方を示しながらも、「置き換わるのか、ハイエンドの市場が残るのかは、検討している段階。スマートフォンは1つの機能であり、これがハイエンド向けだけにとどまるかというと、中長期的には違うと思う。フルタッチの端末は、入力のしにくさで、いろいろな声があるのも事実。(スマートフォンを好むユーザーと従来の端末を好むユーザーの)両方に届ける」とした。

通話エリア・品質向上に向けた取組み コンシューマ商品統括本部 サービス・プロダクト企画本部長の増田和彦氏 auユーザーからは、基本機能への要望が多い多いという


(2010年 5月 17日)

[ AV Watch編集部 中林暁]