PS3用地デジチューナ「torne」がAVC 3倍録画に対応

-Ver.2.00を6月公開。追いかけ再生にも対応


5月19日発表


 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、PlayStation 3(PS3)用の地上デジタルチューナ/レコーダ「torne(トルネ)」のアプリケーションプログラムを、6月にVer.2.0にアップデートすると発表した。アップデートは無償で、実施日時は決定次第案内するとしている。

AVC長時間録画を行なう「3倍モード」を選択可能に

 Ver.2.00では、受信した地上デジタル放送をMPEG-4 AVC/H.264へ圧縮し、長時間録画を行なう「3倍モード」を追加。さらに、追いかけ再生などの新機能を追加する。

 録画モードとして、従来の「DRモード(高画質)」に比べて、約3倍の長時間録画が可能な「3倍モード(標準)」を追加。DRモードではデジタル放送のMPEG-2 TS信号をそのまま記録していたが、3倍モードの場合、MPEG-4 AVC/H.264に変換して記録する。BD/DVDビデオ再生時やゲームプレイ時でも3倍モード録画が可能。なお、従来同様に60GBモデル(CECHA00)、20GBモデル(CECHB00)でPS2用ソフトを使っている場合は、録画機能は働かない。

 録画した番組は、映画やスポーツ、アニメなどの映像ジャンルごとに最適化されたアップコンバートとノイズリダクションを適用して再生する。

 また、録画中のテレビ番組の追いかけ再生にも対応。追いかけ再生中も、早送りや早見再生、シーンサーチなどの機能を利用できる。

 さらに、ネットワークサービスの「PlayStation Network」と連携した「トルミル」も強化。オンライン接続している他のtorneユーザーの状況(ミル数)を「TV(テレビ)」メニュー画面上に表示可能になった。


追いかけ再生に対応「トルミル」ではTV番組情報とともに、現在視聴中のユーザー数が確認可能に

(2010年 5月 19日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]