オンキヨー、小型シアターシステムのDSP回路に不具合

-PCMマルチのリア左右chが逆に。アップデートCDで対応


5月26日発表


 オンキヨーは、HDMI 1.4a対応のコンパクトシアターシステム4製品の一部ロットにおいて、DSP回路の演算処理に不具合があったと発表。別売リアスピーカー使用時に、左右の音声が逆に再生される問題が確認されたという。

BASE-V30HDX
 対象製品は、「BASE-V30HDX」、「BASE-V20HDX」、「HTX-22HDX」と、AVアンプ単体販売モデルの「SA-205HDX」。

 これらの製品には別売でリアスピーカーが用意され、マルチチャンネル再生が可能となっているが、不具合のある製品にDVDやゲームなどのリニアPCMマルチチャンネル音声を入力すると、リアの左右チャンネルが逆に再生されるという。なお、ドルビーデジタル/DTS音声入力時は問題ないとしている。


BASE-V20HDXHTX-22HDXAVアンプ単体のSA-205HDX

 対策として、同社は希望するユーザーに対しファームアップデートCDを無償配布。適用することでDSPプログラムの書き換えが行なわれ、不具合は解消するとしている。アップデータCDの送付は5月31日より開始予定。同社窓口に連絡することで、申し込みが行なえる。

 なお、アップデータCDを再生するプレーヤーと、アップデートを行なう機器は光デジタルで接続することが必要。CDには光デジタルケーブルも同梱される。手持ちのプレーヤーでアップデートCDが再生できない場合は、同社サービスセンターでの対応となる。

 アップデート対象となる製品のシリアル番号は下表の通り。

型番対象シリアル番号(16桁)の下4桁
BASE-V30HDX003~004
BASE-V20HDX503~504
HTX-22HDX0001~3927 および 4921~5032
SA-205HDX0001~0300


(2010年 5月 26日)

[AV Watch編集部 中林暁]