ビクター、8GB内蔵オーディオシステムに直販限定モデル
-再生速度調整/マイクミキシング機能を追加。100台限定
ビクターは、8GBのメモリを内蔵するCD/USB/メモリーオーディオシステム「RD-M8」に再生スピードコントロールやマイクミキシング機能を追加した直販限定モデル「RD-M8-VD」を6月下旬に直販サイト「ビクターダイレクト」において100台限定で発売する。カラーはシルバー。
予約キャンペーンで先着50名にプレゼントされるUSBメモリ(イメージ) |
価格はオープンプライスで、直販価格は37,000円前後。なお、予約購入した先着50名にUSBメモリ(2GB)をプレゼントするキャンペーンも行なう。
8GBの内蔵メモリとCDデッキ、USB端子、AM/FMチューナを搭載した一体型のオーディオシステム。6月中旬に発売する「RD-M8」(オープンプライス/実売35,000円前後)と基本機能は共通だが、新たに±12%の再生スピードコントロールを追加。語学学習やダンスレッスンなどに利用できるという。
また、マイク端子も備え、簡易拡声器として利用できることも特徴。CDなどの音楽とマイク音声をミキシングしながら、内蔵メモリやUSBメモリに録音でき、会議の記録やオリジナルソフト作成などが手軽に行なえるという。
前面にマイク入力を装備。端子右にあるノブでマイク音量の調整も行なえる |
RD-M8との共通機能として、CDからの楽曲を内蔵メモリにリッピングし、蓄積可能。USBを介して対応する携帯電話やポータブルオーディオ機器(MTP対応機器)へ最大50倍速で高速転送もできる。
AM/FMラジオの録音や、外部入力からの録音にも対応。本体に「スナップショット・キー」を備え、押すと最大2分前からの録音ファイルを作成。ラジオの聴き流してしまった部分を後から聴き直す事ができる。この機能は外部録音時にも使用可能。
内蔵メモリの楽曲を、ジャンルやアーティストなど7つのフォルダに分類可能。各フォルダを選ぶと、ディスプレイの表示色が変化し、直感で操作・選曲できるという。
携帯電話からGracenoteのMusic IDサーバーにアクセスし、楽曲情報を得る「MagicSync」にも対応。ラジオや外部入力から録音したデータにも楽曲情報を付与できる。
録音フォーマットはMP3/WMA。内蔵メモリ録音時の録音品質はMP3がHQ(192kbps)、SP(128kbps)、LP(64kbps)から、WMAがHQ(128kbps)、SP(96kbps)、LP(64kbps)から選択可能。
前面のUSB端子にUSBメモリなどを接続し、メモリ内の音楽ファイルを再生することも可能。再生対応ファイルはMP3/WMA/WAV。デジタルオーディオプレーヤー(アルネオCシリーズ)と接続すれば、ダウンロードした著作権管理機能付きのWMA DRMファイルもデジタル再生できるという。
アンプの最大出力は4W×2ch。スピーカーユニットは8cm径。聴いている位置に合わせて音像を移動できる「サウンドシューター」機能も備えている。ステレオミニの入出力端子を各1系統、ステレオミニのヘッドフォン出力を1系統備えている。消費電力は23W(待機時1W以下)。外形寸法は430×250×165mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.6kg。リモコンも付属する。
(2010年 6月 1日)
[AV Watch編集部 中林暁]