ボーズ、小型スピーカー「M3」を“最後の”復活販売

-600台セット限定。一部直営店、直販、電話で受付


6月17日午前10時販売開始

標準価格(ペア):49,980円

 ボーズは、2008年に販売を完了した小型アクティブスピーカー「M3」(Micro Music Monitor)を、6月17日午前10時から600セット限定で再々販売する。なお、復活販売は今回が最後になるという。価格は従来と同じペア49,980円。取り扱いは直販サイトの特設ページ、電話注文、一部の直営店のみで、在庫が無くなり次第販売終了となる。

 販売する直営店は、ボーズ・ショーケースストア 秋葉原店、ボーズ・ファクトリーストアの仙台泉店、入間店、佐野店、御殿場店、土岐店、神戸店、鳥栖店。カラーはシルバーとグロスブラックだが、ファクトリーストアでの販売はシルバーモデルのみとなる。

 2006年3月に発売された「M3」は、手のひらにも乗るほど小さなスピーカーに独自の低音再生機構「ハイパーレゾネーター」を取り入れ、サブウーファ無しでも重厚な低音再生を可能にしたモデル。日本の住宅事情に即したスピーカーとして、日本のエンジニアがイニシアチブを取って開発。日本市場のみに投入されたが、品切れを起こすなど人気機種となり、米国でも販売が開始された。

 その際、米国市場のニーズに合わせて低価格化を実現するために、「M3」で可能だった電池駆動を省き、ACアダプタでの動作のみに絞った「M2」が新機種として開発。米国だけでなく、日本でも39,480円で2007年11月から発売。「M3」も併売されていたが、2008年夏に販売が完了していた。

 しかし、販売完了後も復活を望む声が多く寄せられたため、2009年1月に600セット限定で復活。今回の復活は2度目となるが、ボーズでは「今回が最後のM3復活販売になる」としている。


(2010年 6月 14日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]