ソニー、'09年秋冬以降のVAIOでPS3リモートプレイ対応

-7月1日提供開始。Bluetoothキーボード化も


「リモートプレイ with PlayStation 3」(VAIO Pでの利用例)

7月1日公開


 ソニーは、2009年秋冬モデル以降のWindows 7搭載「VAIO」向けに「リモートプレイ with PlayStation 3」と「リモートキーボード with PlayStation 3」を、7月1日よりダウンロード提供開始する。

 「リモートプレイ with PS3」は、VAIOをPS3のリモートプレイ機能に対応するためのソフトウェア。リモートプレイは、PS3の画面をネットワーク経由でそのまま他のデバイスに表示する機能で、従来はPSPの機能として提供されていたが、6月に発売した新「VAIO P」でパソコンとして初対応。さらに、VAIOの新モデルで順次対応している。

 加えて、2009年秋冬モデル以降のVAIO(Windows 7搭載)でも、自動アップデートサービス「VAIO Update」を通じて7月1日から配布開始することとなった。ただし、X、Pシリーズについては「公開準備中」としているほか、VAIO B/Gシリーズは対象外となる。

VAIO Pでのリモートプレイ with PS3利用例

リモートキーボード With PlayStaiton 3
 リモートプレイ with PS3をインストールすることで、VAIOから、PS3の動画ファイルや音楽ファイル、写真、スライドショーなどの各コンテンツが再生可能になる。なお、Blu-ray DiscやDVDビデオ、torneで録画した番組などの著作権保護コンテンツの再生はできないほか、ゲームもできない。ただし、ゲームでも「トロ・ステーション」のみはVAIOからプレイ可能となっている。

 また、VAIOをPS3用のBluetoothキーボードとして利用する「リモートキーボード With PlayStaiton 3」も7月1日より配布予定。対象機種はリモートプレイと同じだが、リモートキーボードを利用するためには、Bluetoothの搭載が必要となる。

 なお、VAIOプリインストールの「リモートプレイ with PS3」用のアップデータも25日に公開。最新版のVer.1.0.2.06210では、「通信環境が悪い場合に、画面が数秒黒画面になる(ブラックアウト)現象」を改善している。



(2010年 6月 25日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]