ベセト、「ラジオバンク」を1GB SDカード付属で再発売

-AM/FMをMP3/WAV録音。内蔵メモリ省略で実売19,800円


9月3日発売

標準価格:オープンプライス


 ベセトジャパンは、2008年に発売し、生産中止となっていたAM/FMラジオレコーダ「ラジオバンク(DRS-100)」の内蔵メモリを省略し、SDカード録音のみに変更した「DRS-100SD」を9月3日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,800円前後。

 放送中のAM/FMラジオを1ボタンで録音できるほか、最大20件の予約録音も可能なラジオレコーダ。従来モデルは部品調達の問題などで生産中止となっていたが、新聞カタログ通販業界からの強い要望で再発売に至ったという。

 従来モデルは1GBの内蔵メモリとSDカードスロットを備えていたが、DRS-100SDは内蔵メモリを省略し、SDカードのみで動作するように変更。別売だったSDカード(1GB)も付属する。従来は電源が一度切られると録音先が内蔵メモリになるため、予約録音は内蔵メモリのみだったが、SDカードに予約録音できるようになったほか、対応SDカードはこれまで2GBまでだったが、新たに16GBのSDHCまでサポートした。そのほか、内部構成やプログラム処理などの見直しで、より安定した動作を実現したという。なお、従来モデルも同社サイトでアップデートが可能だという。

天面の操作ボタンとSDカードスロット部

 そのほかの仕様は従来モデルを継承。録音フォーマットはリニアPCM(WAV)とMP3で、PCMは1.411Mbps、MP3は「HQ」(128kbps)、「SP」(32kbps)、「LP」(16kbps)のモードを用意する。

 最大20件の曜日/時間指定予約録音が可能で、999件までのラジオ番組を収録できる。また、マイクを内蔵しており、ボイスレコーダとしても利用可能。2W×2chのスピーカーを装備し、録音した番組を再生できるほか、USB 2.0端子も備え、USB接続したパソコンに録音番組を転送できる。

 録音したファイルのほか、パソコンから転送したMP3、WMA、WAV形式の音楽再生に対応。イヤフォン出力と、アナログ音声入力(ステレオミニ)も装備。外部入力音声の録音も行なえる。

 電源はACアダプタのほか、別売の単3電池4本でも駆動できる。電池駆動時の連続使用時間は、FM録音が約6時間、AM録音が約7時間、再生が約10時間30分(音量:15)。外形寸法は196×95×97.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約640g。カード型のリモコンが付属する。



(2010年 8月 20日)

[AV Watch編集部 中林暁]