パイオニア、BD採用5.1chシアターシステム「HTZ-606BD」

-DLNA/Bluetooth/USBも対応。iPod用クレードル付き


HTZ-606BD

 パイオニアは、Blu-rayプレーヤーも内蔵した、5.1chシアターシステム「HTZ-606BD」を9月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後。BluetoothやDLNAにも対応し、付属のクレードルでiPod/iPhoneとも連携できる。

 BDプレーヤー、5.1chアンプ、FMチューナを一体化した薄型のメインユニットと、コンパクトなサテライト型のフロント/リアスピーカー、横長のセンタースピーカー、サブウーファで構成するシアターシステム。5.1chシアターシステムでBDプレーヤーを搭載しているのは国内初だという。BD LIVEにも対応する。

 プレーヤー部はBD/DVD/CDの再生に対応し、AVCHD、AVCREC方式で録画したDVDも再生可能。CPRMにも対応しており、デジタル放送を録画したディスクも再生できる。内蔵デコーダはドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなど、HDオーディオのデコードに対応する。

 音楽/動画ファイルの再生にも対応しており、音楽はMP3、WMA、AACなど、動画はDivX、DivX HD、MKVなどをサポートする。

 さらに、DLNAにも対応。PCやネットワークHDDなどに保存された音楽/動画データをLAN経由で再生する事ができる。

 Bluetoothの受信機能も備えており、Bluetooth送信に対応したプレーヤーや携帯電話などから、音楽ファイルをワイヤレスで受信できる。プロファイルはA2DPに対応。AVRCPには対応していない。また、SCMS-T方式にも対応していないため、ワンセグ放送の音声は伝送できない。

 付属のクレードルを使い、iPod/iPhoneの音楽/静止画/動画を再生可能。USB端子にUSBメモリなどを繋ぎ、メモリ内のファイルも再生できる。さらにPORTABLE IN端子も備え、iPod以外のポータブルプレーヤーとも接続できる。クレードル接続対応のiPodは、iPod 4G、iPod mini、iPod nano 1G/2G が音声入力のみ対応。iPod 5G、iPod nano 3G/4G/5G、iPod classic、iPod touch 1G/2G、iPhone 3G/3GSは、音声と映像入力に対応する。

 メインユニット内蔵アンプの最大出力は合計1,100W(180W×5ch、200W×1ch)。定格出力は合計930W(150W×5ch、180W×1ch)。入力は光デジタル音声×2、アナログ音声×1、USB×1、PORTABLE IN×1。出力はHDMI×1、コンポーネント×1、コンポジット×1。消費電力は150W。外形寸法は430×304×64mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.6kg。

 フロント/リア/センタースピーカーはいずれも密閉型で、6.6cm径のフルレンジコーンユニットを採用。仕様はフロント/リアが共通。インピーダンスは全モデル4Ω。再生周波数帯域は、70Hz~20kHz(フロント/リア)、65Hz~2kHz(センター)。外形寸法は、96×85×96mm(幅×奥行き×高さ/フロント/リア)、300×65×87mm(同/センター)。重量は0.4kg(フロント/リア)、0.6kg(センター)。

 サブウーファはバスレフで、16cm径のコーンユニットを採用。再生周波数帯域は30Hz~1kHz。インピーダンスは3Ω。外形寸法は130.5×375×420mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.4kg。



(2010年 9月 2日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]