ナナオ、電子書籍向けモード搭載の23型フルHDタッチ液晶
-HDMI装備、ゲーム/アニメ向けガンマも。直販69,800円
グレイブラック |
ナナオは、Windows 7のマルチタッチに対応した23型フルHD液晶ディスプレイ「EIZO FlexScan
T2351W-L」を10月15日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は69,800円。カラーはブラック(BK)とグレイブラック(GB)の2色。
23型/1,920×1,080ドットのVAパネルを採用する液晶ディスプレイ。特徴は、Windows 7のマルチタッチに対応する点で、対応ソフトの利用で画像の拡大/縮小(ピンチイン/アウト)や、回転などの操作が2本の指で行なえる。
タッチパネルは光学式(赤外線光学イメージング方式)を採用し、手袋を着けたままでも操作可能。透過率は88%としている。表面は強化ガラス(表面硬度6Mohs)を使用する。タッチペンも付属する。
背面には新機構の「LaidBack Stand」を採用し、チルト角度をワンタッチで調整可能。角度は15度~65度で、10度ずつ6段階の調整ができる。
ブラック | 6段階の角度調整が可能 | タッチペンも付属する |
映像モードでは、紙の書類や本の見え方に近い色味とコントラストを再現するという「Paperモード」を採用。周囲の明るさに応じて画面輝度を調整するAuto EcoViewとの併用で、文書ファイルや電子書籍を、「紙を見るような目に優しい表示で閲覧できる。書類を参照しながら入力作業を行なう場合でも、頻繁な目の順応を抑えることができるため、疲れ目の抑制が見込める」としている。
ゲームモードも搭載し、同モードを選ぶと解像感を強調する「Power Resolution」と、コントラスト感を向上させることで、より立体的でメリハリのある映像にするゲーム/アニメ用ガンマモード「Power Gamma」が起動する。映像表示までの遅延は1フレーム以下(黒枠無しのフルスクリーン時)としている。
側面の入出力端子部 |
輝度は265cd/m2、コントラスト比は3,000:1、応答速度は25ms/7ms(黒→白→黒/中間階調域)。視野角は上下/左右各178度。
入力はHDMIとDVI-D(HDCP対応/AV機器との接続は非サポート)、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、ステレオミニ音声を装備。ヘッドフォン出力と、出力350mWのモノラルスピーカーも装備する。そのほかUSB 2.0端子(アップストリーム)も装備。
消費電力は最大42W/標準26W。待機時は0.1W以下。外形寸法は557×194~367×204.5~375.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.6kg。DVIケーブルやD-Sub 15ピンケーブル、VESAマウント取り付け用ネジなどが付属する。
(2010年 9月 9日)
[AV Watch編集部 中林暁]