ソニー、ケーブル交換可能なプロ仕様のモニターイヤフォン

-スタジオと共同開発の「EX800ST」。25,200円


Photo by H.Yamasaki (Stove)

 ソニー・ミュージックコミュニケーションズは、所有するソニー・レコーディングスタジオとソニーが共同開発したプロ向けのモニターイヤフォン「MDR-EX800ST」を10月18日に発売する。価格は25,200円。

 「最高のライブパフォーマンスの為に、アーティストの理想的なモニタリング環境を追求した」という、カナル型(耳栓型)のモニターイヤフォン。PA機材を扱う販売店や楽器店などで販売する。なお、業務向けのため修理は全て有償(初期不良を除く)となる。

 両社のノウハウを投入して共同開発されたプロ仕様で、スタジオモニターヘッドフォンのMDR-CD900STと同様に、高音質だけでなく、ステージ上のハードなパフォーマンスにも対応する耐久性を持つことが特徴。フレキシブルなイヤーハンガーで装着性を高めている。また、ケーブル交換も可能となっている。

 自然な周波数特性や高い分解能などモニタリングに適した音質を実現し、精緻な手作業による厳密な音質調整で、音響特性の個体差を少なく仕上げているという。

 型式は密閉ダイナミック型で、CCAW採用の16㎜径ユニットを搭載。再生周波数帯域は3Hz~28kHz。音圧感度は108dB/mW。最大入力は500mW。インピーダンスは16Ω(1kHz)。

 ケーブルはY型で、長さは約1.6m。プラグはL型の金メッキステレオミニ。ケーブルを除く重量は約7g。S/M/Lサイズのイヤーピースや、キャリングケースが付属する。



(2010年 9月 21日)

[AV Watch編集部 中林暁]