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OVA「機動戦士ガンダムUC」第2話特別上映スタート

−舞台挨拶に“本物のフル・フロンタル”登場


上映初日、東京・新宿ピカデリーで舞台挨拶が行なわれた

 11月12日からBlu-ray(BCXA-0224/6,090円)、DVD(BCBA-3773/5,040円)の一般発売が開始されるOVA「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」第2巻。その発売に先駆け、収録されるエピソード2「赤い彗星」を全国大都市の映画館で上映するイベント上映が10月30日よりスタートした。

 東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都で11月12日まで2週間限定で実施されるもので、BD/DVD発売より一足先に作品の世界に触れられる。


新宿ピカデリーでは、劇場限定版のBDを買い求める長い購入の列ができた

 さらに、各劇場ではBDの先行販売を実施。episode 1&2 シナリオ付(脚本:むとうやすゆき/表紙イラスト:村瀬修功)を限定5,000セットで用意しており、価格は7,000円となる。この特製脚本セットは、劇場販売のみの限定特典で、一般販売用BDには付属しないという事もあり、上映初日の新宿ピカデリーでは長い購入の列ができていた。上映劇場などの詳細は公式サイトにて。


第2巻のBD版
(C)創通・サンライズ
第2巻BD版、初回限定スリーブ
(C)創通・サンライズ

 また、10月30日からはPlayStation Storeにて、PlayStation 3、PSP(プレイステーション・ポータブル)に向けて、先行有料配信もスタートしている。価格はHD解像度が1,000円、SD解像度が700円。

 さらにエピソード3「ラプラスの亡霊」も、イベント上映が2011年3月5日、Blu-ray/DVDの発売日が2011年3月18日に決定した。

 そんなイベント上映の初日となる30日、東京・新宿ピカデリーにおいて舞台挨拶が行なわれ、古橋一浩監督、ストーリー担当の福井晴敏さん、主人公バナージ役の声優・内山昂輝さん、フル・フロンタル役の池田秀一さんが駆けつけた。




■ ストーリー

機動戦士ガンダムUC episode 2「赤い彗星」
(C)創通・サンライズ

 U.C.0096。ネオ・ジオン軍と地球連邦軍が戦火を交えた『シャアの反乱』から3年。開放されれば地球連邦政府を転覆しかねない、といわれる『ラプラスの箱』の譲渡を決意したビスト財団の宗主サイアムは、現当主のカーディアスに、ネオ・ジオン残党軍の『袖付き』との会談を計画させる。だが、『箱』の流出阻止を企図した連邦政府は、特殊部隊エコーズとロンド・ベル隊を派遣。両勢力の戦闘は、工業コロニー“インダストリアル7”に惨禍を及ぼす。

 今際の際のカーディアスから、『ラプラスの箱』の『鍵』となるモビルスーツ“ユニコ−ン”を託された 少年バナージ・リンクスは、『袖付き』のマリーダ中尉が駆る“クシャトリヤ”と交戦後、ロンド・ベルの強襲揚陸艦“ネェル・アーガマ”に拿獲されてしまう。その艦には、バナージの友人タクヤとミコットと共に、『箱』の譲渡を阻止しようとしてカーディアスと接触した少女オードリーも収容されていた。そして、ネェル・アーガマに対し、単機で挑みかかるモビルスーツが出現。“シナンジュ”と呼ばれる真紅の機体を駆る人物こそ、『シャアの再来』 の二つ名を持つ『袖付き』の首魁、フル・フロンタルだった……。




■ 本物のフル・フロンタル登場

左から古橋一浩監督、ストーリー担当の福井晴敏さん、主人公バナージ役の声優・内山昂輝さん、フル・フロンタル役の池田秀一さん

 福井さんは開口一番、「第1作の時も来てましたが、また来てますね、フル・フロンタルが」と、客席にフル・フロンタル(のコスプレをしたお客さん)が来ている事を発見。「(池田秀一さんの方を見つつ)今回はご承知のとおり、こちらに“本物”が来ています(笑)。シャアの大ヒット以降、ガンダム作品に限らず、いろいろな所に仮面キャラが登場するようになりましたが、我が社のは本物ですからね。厳選されたオリジナルを、皆さんたっぷり堪能して頂きたいと思います」と語り、エピソード2でいよいよ登場する、『シャアの再来』 の二つ名を持つフル・フロンタルの魅力をアピール。

 アフレコにも立ち会った福井さんは、池田さんが演じるフル・フロンタルの第一声を聞いた時、何故か思わず笑みがこぼれてしまったという。「あまりにも思った通りの音が聞こえてきたので。本当に池田さんの声は、小学生の時に俺が聞いた時から何も変わっていなくて、その声で、我々が書いたライン(セリフ)を読んでもらうというのは……本当に感無量でしたね」と、収録時の感動を振り返った。


 バナージを演じる内山さんは、エピソード1の時に19歳、今二十歳になったばかりの若き才能。「成人しても自分としては特に何も変わらないですが、他の作品の収録現場に行ったときに、スタッフや出演者の肩から『ユニコーン観たよ』、『ガンダムやっぱり凄いね』と声をかけられる事が多いです」と、ガンダムシリーズの作品の大きさを改めて実感した様子。

 そんな内山さんの演技について、大先輩の池田さんは「大変素晴らしくて、いやぁ、怖いなぁと思いました。この才能はひょっとすると危険なので、シャアだったら抹殺するかもしれません」と語り、場内は笑いに包まれた。

すべての鍵を握るユニコーンガンダム
(C)創通・サンライズ
謎の男、フル・フロンタル
(C)創通・サンライズ
MS シナンジュ
(C)創通・サンライズ
ユニコーンを託された少年、バナージ
(C)創通・サンライズ
バナージが出会う少女、オードリー
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ

 そんな池田さんは、舞台挨拶が行なわれた新宿ピカデリーに特に思い入れがある様子。「30年前、当時はこんな立派なビルではありませんでしたが、地下に新宿松竹がありまして、そこでファーストガンダムの劇場版第1作目の舞台挨拶をした時の事を思い出します。またここで、こうやって皆さんにお話できるのが感無量です」と振り返る。

 ユニコーンで演じるフル・フロンタルを観た感想は、「まず、懐かしかったです。ああ、またコイツに会えたなという感じでしたね」と笑顔を見せる。今後の意気込みとして、「新しいガンダムの世界を。ユニコーンを通じて演じていきたいと思っています」と語った後、「今ひとつ、諸君らの力を貸していただきたい」と決めセリフも披露。喝采を浴びた。

 製作が大変で徹夜明けだという古橋監督。「1話も大変でしたが、2話も大変で、3話はもっと大変です(笑)」と苦労を語る。福井さんによれば「エピソード2にはオマケで、エピソード3の予告が入っていて、そこで“3月5日にエピソード3発売”と言ってしまっているので、帳尻を合わせるためにスタッフは皆必死」なのだとか。

 古橋監督は「今日は台風が直撃の、あいにくの天気になってしまいましたが、その思い出と一緒に、これから観るユニコーンを心に刻んでいただければと思います」と頭を下げた。

 最後に福井さんは「エピソード2もそうですが、3も全編見所になっています。2を観ていただいた上で、3への期待をガンガンに高めていただければと思います」と語り、場内は大きな拍手に包まれた。

(2010年 11月 1日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]