ラステーム、24bit/192kHz対応のUSBアンプ「RUA220」

-USB Audio 2.0。非同期モードと高精度クロック採用


RUA220

 ラステーム・システムズは、USB Audio Class 2.0(High-Speed)規格に対応し、24bit/192kHzまでサポートするUSB DAC搭載アンプ「RUA220」を近日発売する。価格は56,700円。

 PCとUSB接続するアンプで、ヘッドフォンだけでなく、スピーカーもドライブ可能。アンプの出力はヘッドフォンが80mW×2ch(32Ω)、スピーカー用が20W×2ch(4Ω)。スピーカーインピーダンスは4Ω~8Ω、ヘッドフォンは16Ω~32Ω。

 USB Audio Class 2.0(High-Speed)に対応することで、最大24bit/192kHzの高音質データも再生できるのが特徴。Windows XP/Vista/7では付属の専用ドライバを、Mac OS X 10.6.3以降ではOS標準のUSBオーディオドライバで24bit/192kHzに対応できる。Windows用専用ドライバではASIO、Vista/7ではWASAPIも使用可能。

 対応サンプリング周波数は44.1/48/88.2/96/172.4/192kHz。量子化ビット数は16/24bitをサポートする。

 アシンクロナスモードで動作し、Bit-perfect Digital Audioで忠実な音を再生できるという。さらに、±2ppmのTCXO(温度補償型水晶発振器)も搭載。クロックジッタを抑制している。

 前面に96×96ドットのフルカラー有機ELディスプレイを装備。入力サンプリングレートやレベルメーターなどの各種の情報が表示できる。さらに、画面はユーザーによるカスタマイズが可能で、任意の静止画データを表示する事もできるという。

 解像感を高めるために、ヘッドホン出力にはOCL(アウトプット・コンデンサ・レス)でカップリングコンデンサを使っていない。また、ヘッドホンアンプ前段に24bit/192kHz対応のDACを搭載している。さらに、ボリューム値の微調整ができるというSMV(スムージングボリューム)技術も採用する。

 入力はUSBのみで、アップデートや画像データ転送用のUSBコネクタも用意。出力はスピーカーターミナルとヘッドフォン用のステレオミニを各1系統備える。SN比は100dB、ダイナミックレンジは100dB。電源は付属のACアダプタを使用。消費電力は最大45W。外形寸法は123×127×48mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約600g。


(2010年 11月 4日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]