オヤイデ、PCオーディオ向けの「d+」RCAケーブル
-曲げた際のロスを抑えるフラットデザイン採用
オヤイデ電気は、PCオーディオなどでの利用を想定したRCAアナログオーディオケーブル「d+ RCAシリーズ」を12月24日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。なお、「class S」の2mモデルのみ2011年2月発売となる。
製品名 | 導体 | 店頭予想価格 |
d+ RCA class S | PCOCC-A (0.18mm×52) | 10,500円前後(1m) 14,070円前後(2m) |
d+ RCA class A | PCOCC-A (0.18mm×33) | 7,560円前後(1m) 9,660円前後(2m) |
d+ RCA class B | 高純度OFC (0.18mm×33) | 3,570円前後(1m) 4,200円前後(2m) 4,830円前後(3m) |
![]() | ![]() | ![]() |
d+ RCA class S | d+ RCA class A | d+ RCA class B |
シリーズ共通の特徴として3芯フラットデザインを採用。絶縁体やシース、プラグ素材のバランスの良い配置により、高い導電性を実現し、効率の高い信号伝送が行なえるという。
class S/Aの導体は、単結晶銅PCOCCにアニール処理を施したPCOCC-Aを、class Bには高純度OFCを採用。導体径はclass Aとclass BがAWG18、class SはAWG16となっている。
いずれも、反転同心撚りの導体構造を採用し、素線間歪みによる音質の劣化を排除するという。また、フラットデザインにより、ケーブルを曲げたときの内部の歪みによる伝送ロス、インピーダンスの変化、静電容量の変化を回避するとしている。
絶縁体は、誘電率の低いポリオレフィンを採用。class S/AのシースにはTPEを使用し、減衰を抑えつつ、広い周波数帯域で安定した伝送を可能とした。class BのシースはPVCを使用する。
プラグ部には高導電率/高強度のリン青銅を使用。さらに、class Sにはプラチナ/ロジウムのコンビネーションメッキを施している。また、class A/Bは金メッキ仕上げとなっている。アウターカバーはclass S/Aがアルミ、class BがPVC。
class S/A には、持ち運びに便利なケーブル収納ケースが付属する。
(2010年 12月 10日)
[AV Watch編集部 中林暁]