東芝、エジプトにアフリカ・中近東最大の液晶TV工場

-地域シェア15%に向け合弁会社設立


 東芝は16日、アフリカ・中近東地域における事業強化に向け、エジプトのエルアラビ社と合弁で、液晶テレビの製造会社を設立する。新会社名は、東芝エルアラビビジュアルプロダクツ社(仮称)で、2011年1月の設立を予定している。

 新会社は、テレビ事業の新興国販売戦略の一環として、アフリカ・中近東地域における「地産地消」体制の構築による事業拡大を目的としたもの。新会社の資本金は1,000万ドル(約9億円)で、出資比率は東芝が51%、エルアラビが49%。カイロ市内に設立し、操業開始は2011年3月を予定している。

 アフリカ・中近東地域として初めて、パネル組立工程から完成品までの液晶テレビの生産体制を構築することで、コスト競争力を強化。また、エジプト国内を含めた近隣アフリカ・中近東諸国への販売拡大に向け、エルアラビとの販売合弁会社の体制も強化し、事業規模拡大を図る。

 新工場の建屋敷地面積は11,400m25階建てとなり、従業員数は約300名。アフリカ・中近東地域では最大の液晶テレビ工場になる。

 生産規模は、2011年度が年間60万台。エルアラビとの協業により、地域市場のニーズに基づくテレビを生産し、生産規模も順次拡大。2013年度には年間200万台を目指すという。

 販売体制においても、エルアラビと東芝ホームアプライアンスの共同出資販売会社「東芝エルアラビ家電販売社」の白物家電販売ルートなどを活用。2011年度にアフリカ・中近東地域でシェア15%を目指す。


(2010年 12月 16日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]