妻夫木聡と深津絵里が共演した「悪人」がBD化

悪人 (C)2010「悪人」製作委員会

　妻夫木聡と深津絵里が共演した映画「悪人」が、2011年3月18日にBlu-ray/DVDビデオ化される。価格はBD版が6,930円、DVDのスペシャル・エディションが5,985円、DVDスタンダード・エディションが3,990円。発売元はアミューズソフト、販売元は東宝。

　BD版とDVDのスペシャル版には、特典DVDが付属。モントリオール世界映画祭での模様や、公開記念特番、イベント映像集などを収録予定。さらに初回限定封入特典としてポストカードセットも同梱する。

　DVDのスタンダード・エディションは本編ディスクのみで、本編ディスクの仕様はスペシャル版と同じ。

　芥川賞作家・吉田修一の同名小説を原作とした映画。監督は「フラガール」の李相日。原作の吉田修一は監督と共に、脚本にもチャレンジしている。音楽は久石譲。「第34回モントリオール世界映画祭」で、深津絵里が最優秀女優賞を受賞した事も話題となっている。

　土木作業員の清水祐一は、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。馬込光代は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。孤独な魂を抱えた2人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。しかし、祐一は連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった……。

　光代はそんな祐一の自首を引き止め、祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。やがてその逃避行の波紋は被害者の家族、加害者の家族の人生をも飲み込んでいく。なぜ祐一は人を殺したのか、なぜ光代は殺人者を愛したのか、引き裂かれた家族の運命はどうなるのか……。そして、いったい誰が本当の“悪人”なのか?