東芝、2D-3D変換機能を強化した15.6型ノートPCなど

-2つのアルゴリズムを追加。SpursEngine搭載モデルも


 東芝は、Blu-ray 3D対応の「dynabook T551/D8B」など、ノート/液晶一体型PCの新モデルを発表。1月21日より順次発売する。価格はオープンプライス。

3D対応のT551/D8B

 3D対応ノートの「dynabook T551/D8B」は、120Hz表示対応の15.6型/1,366×768ドット液晶とBlu-ray Discドライブを搭載したノートPC。1月28日より順次発売し、店頭予想価格は21万円前後。なお、3Dに対応せず、CPUやメモリなどが異なる「T551/58」も用意する。

 「T551/D8B」はNVIDIAの3D Visionに対応し、Blu-ray 3D再生や、3Dゲーム/動画再生が可能。トランスミッタと3Dメガネも付属する。また、付属ソフト「TOSHIBA VIDEO PLAYER」によりDVDビデオの2D→3D変換も可能。なお、テレビチューナは搭載しない。

 3D変換においては、2つのアルゴリズムを追加。1つは、より深い奥行き感を創出する「3Dエンハンサー」で、もう1つは、3Dメガネを掛けても明るさや色合いを最適化する「ブライト3D」。これらの新機能により、DVDの2D映像を、より自然で立体感のある3Dに変換できるとしている。

 CPUはCore i7 2630QM(2GHz)で、メモリは8GB、HDDは750GB。GPUはGeForce GT 540M。OSはWindows 7 Home Premium(64bit版)。HDMI出力や、IEEE 802.11b/g/nの無線LAN、harman/kardonステレオスピーカー、約30万画素のWebカメラも搭載する。外形寸法は約380.5×254×30.0~37.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3㎏。



■ SpursEngine搭載ノートや、液晶一体型など

SpursEngine搭載ノートのT750/T8B天板に新素材を採用し、見る角度によって色が変わる

 15.6型ノートの「dynabook Qosmio T750/T8B」は、CELLをベースにした映像エンジン「SpursEngine」を搭載し、高速Blu-ray Discダビングや、DVDなどSD映像のHDアップコンバートに対応するノートPC。1月21日より順次発売し、店頭予想価格は18万円台半ば。

 15.6型/1,366×768ドットの液晶と、地上デジタルチューナ×1、Blu-ray Discドライブ、HDMI出力を搭載。CPUはIntel Core i5 480M(2.66GHz)、メモリは4GB、HDDは750GB、OSはWindows 7 Home Premium(64/32bit版セレクタブル)。外形寸法は約387.6×266.8×29.1~34.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3kg。

 T750の本体天板デザインには、東レなどと共同開発した新加飾技術を採用。見る角度によって色が変わり、緑にも青にも見える「シャイニーオーシャン」となっている。指紋などの汚れへの耐性を高めたコーティングも施している。


液晶一体型のD710/T5B

 その他にも、15.6型で地デジチューナ/Blu-ray Discドライブ搭載のノートPC「dynabook Qosmio T550/T4B」をラインナップ。1月21日より順次発売し、店頭予想価格は15万円前後。CPUはIntel Pentium P6200(2.13GHz)で、メモリは4GB、HDDは500GB。HDMI出力も備える。

 液晶一体型のAVパソコン「dynabook Qosmio D710/T5B」は、21.5型/1,920×1,080ドット液晶と、地上デジタルチューナ×1、DVDスーパーマルチドライブ、オンキヨー製のステレオスピーカーを搭載。店頭予想価格は15万円台半ば。

 CPUはIntel Pentium P6200(2.13GHz)、メモリは4GB、HDDは1TB。HDMI/D4入力も装備。ワイヤレスキーボード/マウスが付属する。外形寸法は約531×190×405mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8.5kg。



(2011年 1月 17日)

[AV Watch編集部 中林暁]