オリンパス、フルHD動画/24倍ズーム対応のデジタルカメラ

-フルHD動画と1,600万画素静止画の同時撮影も


SZ-30MRのブラック

 オリンパスイメージングは10日、フルHD動画撮影に対応した薄型コンパクトデジタルカメラ2モデルを発表した。

 光学24倍ズーム搭載の「SZ-30MR」と、3色展開の「SZ-20」をラインナップし、価格はオープンプライス。直販価格と発売時期は「SZ-30MR」が44,800円で4月下旬発売、「SZ-20」が29,800円で2011年春発売。

 本体カラーは、「SZ-30MR」がブラックとシルバーの2色、「SZ-20」がブラック/シルバー/レッドの3色を用意する。

 両機種ともに有効1,600万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。上位モデルの「SZ-30MR」は広角25mmからの光学24倍ズームに対応するほか、画像処理エンジン「TruePic III+」をダブルで搭載したことにより、フルHD動画と1,600万画素静止画の同時撮影も実現している。SZ-20の光学ズームは12.5倍。


SZ-30MRのシルバーSZ-30MRのモニター側SZ-30MRの天面
SZ-20のブラックSZ-20のシルバーSZ-20のレッド

 動画撮影時は、最大1,920×1,080ドット/30fpsのMPEG-4 AVC/H.264で記録。720pやVGA/QVGAの記録モードも用意する。なお、動画記録時は、ファイルサイズ4GBで一旦録画が終了するほか、フルHD/720p記録時は29分で録画終了となる。記録メディアは内蔵59MBまたはSD/SDHC/SDXCカード(最大64GB)で共通。

 3D静止画撮影にも対応。シャッターボタンを押して本体を横にスライドすることで、MPO形式の3D静止画とJPEGの2D静止画が同時に保存される。本体の液晶モニタは3D非対応だが、3D対応テレビやPCなどに接続することで立体視が可能となる。

SZ-20のモニター

 そのほか静止画撮影では、最大360度の「ひとふりパノラマ」や、犬や猫の顔を検出する「ペットモード」、「手持ち夜景モード」などを搭載。高速連写は1,600万画素で最大7コマ/秒となっている。また、静止画や動画にさまざまなエフェクトを加えられる「マジックフィルター」には、新たに「水彩」と「クリスタル」(静止画のみ)の2種類を採用した。

 レンズのF値はSZ-30MRがF3.0~6.9、SZ-20がF3.0~5.9。35㎜換算の焦点距離はSZ-30MRが25~600㎜、SZ-20が24~300㎜となっている。手ブレ補正機能はCMOSシフト式で、高感度撮影の「DUAL IS」と合わせて、手ブレを抑制できる。

 液晶モニターはいずれも3型/46万ドット。インターフェイスはHDMIマイクロと、USB/AV/リモートケーブルのマルチコネクタを装備する。バッテリは「Li-50B」を使用。外形寸法と重量(バッテリ/カード含む)は、SZ-30MRが106.3×39.5×68.7mm(幅×奥行き×高さ)、226g。SZ-20が102.4×30.4×64.0mm(同)、186g。



(2011年 3月 10日)

[AV Watch編集部 中林暁]