NHK、避難所にテレビやラジオを設置。JEITAも協力

-ユニデンはFMラジオ付き地震・津波警報機を提供


 NHKは、東北地方太平洋沖地震の避難所に対して、災害情報や安否情報を確認するためにテレビやアンテナの設置を進めていることを発表した。

 避難所へ設置されているテレビは、NHKが用意した35台に加え、JEITA(社団法人電子情報技術産業協会)が提供した700台以上も使用されている。また、電力の供給が困難な避難所においては、電池式ラジオを設置する。

 さらに、NHKは携帯電話を利用する「安否伝言ポスト」も設置。携帯電話のメール機能を使って、安否カード(メモ)に書かれた安否情報を簡単な操作で自動でにNHKに送り届ける装置となっている。避難所へのテレビ/ラジオ設置の際に、携帯電話の利用できるエリアかどうかを確認したうえで、この安否伝言ポストも設置していく。

 ユニデンも、FMラジオ付きの地震・津波警報機を無償提供することを発表。同社製の「EWR200」1,000台が提供される。支援先や、支援方法については今後具体的な検討を進めるという。さらに、同社の創業者である藤本秀朗氏が理事長を務める財団法人の藤本育英会より、1億円の義援金をおくることも決定した。



(2011年 3月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]