東芝、録画番組のLAN視聴を操作する「RZ見るナビ」

-iOS/Androidアプリ無償公開。DLNAで番組伝送


 東芝は、「レグザAppsコネクト」の新アプリとして、「REGZAブルーレイ」や「RDシリーズ」など、レコーダの録画番組をタブレット/スマートフォンで選択し、その番組をLAN経由で、液晶テレビREGZAから視聴できる制御アプリ「RZ見るナビ」を公開した。無料でダウンロードでき、iPhoneなどのiOS版と、Android版が用意されている。iOS版はiOS 3.1.3以降に対応。Android版は、Android OS 2.1以上に対応する。

 同一LAN内にあるレコーダと、テレビのREGZA、「RZ見るナビ」アプリをインストールしたスマートフォン/タブレット端末を組み合わせて、レコーダで録画した番組を、スムーズにテレビで視聴できるようにするもの。

 例えば、1階のリビングにBDレコーダの「REGZAブルーレイ」を設置し、その中にテレビ番組を録画。2階に液晶テレビのREGZAがあり、それらが無線LANで接続されているとする。ユーザーは2階のテレビの前で、スマートフォンから「RZ見るナビ」を起動。1階のBDレコーダ内の録画番組一覧をチェックし、視聴したいものを選択。再生先のテレビとして、目の前にある2階のテレビ(REGZA)を選択すると、1階の録画番組を、2階のテレビで視聴できる。

操作の流れ。再生元のレコーダと、ドライブを選択し、録画番組を選ぶ。次に再生先を選び、再生がスタートしたらリモコンとして制御。タグリストシェアにも対応している

 仕組みとしてはDLNAを使っており、対応レコーダはREGZAブルーレイやRDシリーズの旧機種を含めた、DLNAサーバーのDMS(デジタルメディアサーバー)に対応した製品。表示側は液晶テレビREGZAのDMR(デジタルメディアレンダラー)対応機種で視聴できる。対応機器の詳細は同社のページに掲載されている。

 再生元のレコーダが複数ある場合でも選択可能。ドライブ選択もできる。また、再生中は画面にタッチリモコンが表示され、再生操作がアプリから行なえる。また、録画番組の頭出しを、全国のユーザーと共有するタグリストシェア機能にも対応している。



(2011年 6月 30日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]