米Panasonic、フルHD 3Dシアタープロジェクタを9月発売

-480Hz駆動の透過型液晶パネル搭載。3,499ドル


PT-AE7000U

 米Panasonicは、フルHD 3D対応のホームシアタープロジェクタ「PT-AE7000U」を9月より発売する。価格は3,499ドル前後。日本で製造され、Panasonic Solutions Companyが販売する。

 同製品は北米/南米と台湾で発売。欧州では「PT-AT5000E」という型番で、香港では「PT-AE7000EH」、他の国では「PT-AE7000EA」として発売される。

 パナソニック初の3D対応ホームシアタープロジェクタ。Blu-ray 3Dなどをフレームシーケンシャル方式の3Dで表示する。デバイスは透過型液晶パネルで、オーバードライブ技術を組み合わせた480Hz/8倍速駆動に対応し、3D表示時のクロストークを抑制する。


3D対応の映像エンジンを搭載

 デュアルコアの映像プロセッサを搭載し、フレーム挿入やディテールクラリティ機能などの処理を3D映像にも適用可能。2D-3D変換機能も搭載し、3D変換時に5種類のエフェクトモードから選べる。光源は「Red-Rich Lamp」で、輝度は2,000ルーメン。光学エンジンも新開発で、コントラスト比は30万:1。

 本体に、3Dメガネと同期するIRトランスミッタを内蔵。テレビの3D対応VIERAと同じ3Dメガネが使用できる。トランスミッタの送信距離を延長できるオプションも用意する。

 2倍ズーム対応のレンズを搭載。上下100%、左右26%のレンズシフトも可能となっている。「Intelligent Lens Memory」機能を備え、6種類の異なるズーム/フォーカスポジションをユーザーが登録可能。Blu-ray/DVDのアスペクト比を検出して、16:9や2.35:1の映像を自動で切り替えることもできる。

 HDMIは3系統装備。省エネ機能も備えており、ダイナミックアイリス動作時の消費電力を約10%低減している。スタンバイ時の消費電力は0.08W。ランプ寿命はノーマルモードで4,000時間、エコモードで5,000時間。



(2011年 8月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]