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東芝、AVC長時間録画/DLNAサーバー搭載「REGZA Z3」

−スマホで録画番組再生。偏光3D「ZP3」は42/37型に


42ZP3

 東芝はDLNAサーバーなどネットワーク機能を強化した液晶テレビ「REGZA Z3シリーズ」を10月上旬より発売する。47型の「47Z3」と42型「42Z3」、37型「37Z3」の3モデルを用意し、価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は47型が32万円前後、42型が22万円前後、37型が18万円前後。

 また、偏光3Dメガネを利用した3D対応モデル「REGZA ZP3シリーズ」も11月中旬より発売。42型の「42ZP3」と37型「37ZP3」の2モデルを用意し、価格は42型が25万円前後、37型が21万円前後。


シリーズ 型番 サイズ 3D 仕様 発売日 店頭予想価格
Z3 47Z3 47型 - レグザエンジンCEVO
USB HDD録画
地デジ×3
BS/110度CS×2
長時間録画
レグザリンク
(シェア、コントロール
ダビング)
10月上旬 32万円前後
42Z3 42型 22万円前後
37Z3 37型 18万円前後
ZP3 42ZP3 42型 11月中旬 25万円前後
37ZP3 37型 21万円前後
47Z3 42Z3 37Z3
42ZP3 37ZP3 シアターグラス3Dで3D再生

 Z3シリーズは、2011年3月発売のZ2シリーズの後継機。ZP3シリーズは、6月発売のZP2シリーズの上位モデルで、偏光3Dに対応しながらパネルサイズを大型化。さらにZ3相当の録画機能やネットワーク機能を搭載している。

 別売USB HDDへのデジタル放送録画に対応。Z2シリーズと同様に、地上デジタルトリプルチューナとBS/110度CSデジタルダブルチューナを搭載し、2つの裏番組の同時録画が可能。新たにMPEG-4 AVC/H.264変換による長時間録画にも対応した。

 また、新たにDLNAサーバー機能に対応。他のDLNA機器からREGZAの録画番組を再生可能になった。また、REGZAとのネットワーク経由の機器連携を「レグザリンク・シェア」と命名し、PCやスマートフォンとの連携を訴求していく。画質面では超解像技術を「レゾリューションプラス7」に強化している。


■ 超解像も強化。偏光3Dは大型化へ

新IPSパネルを採用

 Z3シリーズの47/42/37型、ZP3シリーズの42/37型の全モデルが、1,920×1,080ドット/フルHDのハイコントラストIPSパネルを搭載。Z1シリーズとの比較で、約45%のコントラスト向上を果たしている(47/37型)。また、スリット状の導光版を採用し、LEDバックライトからの光の拡散を抑え、きめ細やかなスキャンを可能にした。

 パネルは120Hz駆動に対応。LEDバックライトは左右エッジライト方式で、エリア制御にも対応する。8分割(37型は5分割)でバックライトを高精度に制御し、動画応答性を高める「アクティブスキャン240」のほか、横8×縦2分割の16分割(37型は縦5×横2分割の10エリア)で明るさをコントロールし、コントラスト感を高めている。色再現性はHDTV規格(ITU-R BT.709)で99%を実現する。

 Z2シリーズと同様に映像処理エンジンに「レグザエンジンCEVO」を搭載。超解像技術「レゾリューションプラス7」を導入し、新たにカラーテクスチャー復元を追加した。これは元映像(4:4:4)からデジタル放送で4:2:0信号に変換される際に、特に色の濃い部分のテクスチャが欠落してしまうという問題を改善する技術。

 信号に含まれる輝度と色差の情報を分析し、色の濃い部分のテクスチャを形成する輝度情報を強調/加算する処理により、高彩度な画像のテクスチャを復元するというもの。花びらや葉脈のディテールや水滴の質感などの描写を向上できる。従来までと同様の3次元フレーム超解像、再構成型超解像、色超解像、自己合同性型超解像などと組み合わせ、画質の向上が図られる。

LEDスキャンにより動画応答性を向上。エリア駆動も レゾリューションプラス7を搭載 「カラーテクスチャー復元」。初期状態「オート」だが、4:2:0信号の場合は「水平垂直補正」を4:2:2信号の場合は「水平補正」を選択できる
レグザシアターグラス3D

 また、ZP3シリーズは、偏光3Dメガネを利用した3D立体視「シアターグラス3D」に対応。ZP2シリーズからの強化点としてジャギーを抑制する処理を導入。また、3D映像のエッジの鮮鋭化などを行なう3D超解像技術を搭載している。3Dメガネ「レグザシアターグラス3D(FPT-P200J)」が1つ付属する。

 偏光方式の3Dでは、3D表示時の縦方向の解像度は半分になるが、蛍光灯などの照明によるフリッカーが無い、クロストークが起きない、目が疲れにくいなど偏光方式ならではの特徴を訴求。ZP2シリーズは、26/32型というパーソナルユース向けだったが、37/42型のボリュームゾーンでも偏光3Dを訴求していく。

 おまかせドンピシャ高画質も搭載。視聴環境に最適な明るさ、画質に調整して表示する。ZP3には3D映像も最適な画質に調整する「3Dおまかせドンピシャ高画質」を備えている。

 外部入力信号の高画質化については、新たに、放送波とDLNA経由の高画質処理を導入。従来は放送波/DLNA経由の1,920×1,080/1,440×1,080ドットをジャストスキャンで表示した場合、スケーラー回路によって10bitの制限があった。ZP3/Z3では、再構成型超解像の4/3伸長回路によりスケーラー処理を回避可能になったため、12bit階調での処理が可能になり、映像本来の階調を表現可能になったという。

 そのほか、480i/pのD端子/HDMI入力信号に対する、自己合同性の超解像処理を追加し、階調表現向上や色、精細感の向上を図り、DVDの画質を向上。また、アニメーモードもアニメに最適な輪郭部処理を導入し、映像の再現性をアップ。さらに、原画解像度を検出することで、昔のアニメで発生しがちなコーミングを抑え、なめらかなエッジ表現を可能となった。

 ゲームモードも引き続き搭載。遅延を約0.7フレーム(約12ms)まで抑えている。HDMIでゲーム機からのRGB入力を検出した場合は、自動的にゲームモードに切り替わる「自動ゲームモード」を搭載。さらに、ZP3シリーズでは、補間フレーム生成を行ないながら、低遅延を実現する「ゲームスムーズ」モードを搭載。前後2枚の映像から補間フレームを生成し、残像を低減しながら、滑らかな再生を実現する。同モード利用時の遅延は約1.3フレーム(約21ms)。

シアターグラス3D その他高画質機能 ゲームモード

■ 長時間録画対応。DLNAサーバーと「レグザリンク・シェア」で機器連携を積極化

番組表

 地上デジタルチューナ3系統と、BS/110度CSデジタル2系統を搭載。別売のUSB HDDへのデジタル放送録画にも対応し、2番組同時録画しながらの裏番組視聴「地デジみながらW録」に対応する。

 新たにMPEG-4 AVC/H.264変換の長時間録画に対応。MPEG-2 TSをそのまま記録するDRモードのほか、HD解像度を維持しながら長時間録画するAFモード(長時間1:12Mbps)、ANモード(長時間2:8Mbps)、ASモード(長時間3:6Mbps)の3モードを装備。ASモードの場合、約711時間の録画が可能となる。

 CMなどを自動検出し、チャプタを付与。リモコンでCMスキップを可能にする「マジックチャプター」は、W録中の番組にもチャプタを付与できる「Wマジックチャプター」に対応。新たに録画番組再生時のスロー再生や、コマ送りにも対応した。


長時間録画モードを搭載 REGZA Phoneへのストリーム配信も可能に 録画機能を強化
Wマジックチャプターに対応 コマ送りに対応 録画番組のスロー再生も可能になった

 番組表の起動速度約0.3秒などの高速起動、高速レスポンスも継承。Z2シリーズで搭載していた「おすすめサービス」も継承しており、東芝製品からインターネットを介して集計したランキングデータを表示し、気になる番組を確認できる。BSや地デジのランキングや、i.NETサーバーがピックアップしたおすすめ番組を録画できる。

レグザリンク・シェア。サーバー対応による、REGZAなどへの配信のほか、スマートフォンに最適な画質に変換/配信できる

 ネットワーク機能も強化。DLNAプレーヤー(DMP)/レンダラー(DMR)機能に加え、新たにDLNA/DTC-IPサーバー機能も搭載し、REGZAや他のDLNA/DTCP-IP機器(DMP/DMR)でREGZAで録画したUSB HDD内の番組を配信できる。こうしたネットワークを使ったREGZAと他の機器の連携機能を「レグザリンク・シェア」と命名。HDMI連携などの操作系の連動は「レグザリンク・コントローラー」、録画番組のダビング機能を「レグザリンク・ダビング」とし、リンク機能の名称を整理した。

 レグザリンク・シェアでは、DLNA経由で対応機器でREGZAの録画番組を視聴できるほか、REGZA Phone(IS11T)などのモバイル機器に最適な画質にトランスコードしながら配信する機能も搭載した。今後もこの機能の強化を図っていく方針という。また、W録画中でも、レグザリンク・シェアでのDLNA配信が可能となっている。

 他社のDTCP-IP/DLNA機器でも番組視聴などの基本機能に対応するが、ZP3/Z3などの「レグザリンク・シェア」対応機器からの再生時には、より高度な連携が可能で、チャプタ情報や、レジューム情報も引き継いで再生できる。たとえば、REGZAで途中まで視聴した番組を、続きから対応スマートフォンから見る、といったことも可能になる。また、レグザリンク・シェア対応機器からは、録画リストのフォルダ情報だけでなく、「未視聴済み」、「ジャンル」といったタグによるソートも可能で、REGZAから利用するのとほぼ同等の操作が行なえるという。

 新たにLAN HDD内に記録したAVCHDビデオカメラ映像やMPEG-2 TS映像をREGZAから再生できる「LAN HDD再生」にも対応した。対応フォーマットはAVCHDとMPEG-2 TS。2010年発売のZ1シリーズまではLAN HDD録画/再生に対応していたが、Z2シリーズでLAN HDD録画が省略されると同時にLAN HDDの再生機能は省略されていた。しかし、「ユーザーからの要望が多かったため」Z3/ZP3シリーズで復活することとなった。なお、従来のZG2/Z2/ZP2シリーズでもLAN HDD再生対応アップデートを2012年春ごろに実施予定としている。

 REGZAブルーレイやアイ・オー・データ、バッファローなどのDTCP-IPサーバーへネットワークダビングする「レグザリンクダビング」に対応。対応の同社レコーダなどにダビングできる。

レグザリンク・コントローラ レグザリンク・ダビング
リモコン。節電ボタンを装備

 同社のスマートフォン/タブレット/PC連携の「レグザAppsコネクト」にも対応。「RZタブラー」や「RZ見るナビ」、「RZ現在番組」、「RZアートリモコン」などのアプリが利用できる。また、Windows 7からのREGZAコントロールにも対応する。

 YouTubeに対応するほか、アクトビラやTSUTAYA TV、T's TV、ひかりTV、Yahoo! JAPANなどのテレビ向けネットワークサービスにも対応する。SDカードスロットを装備し、カード内のAVCHDファイルやMP4動画、JPEG写真、MP3楽曲が再生できる。ZP3シリーズではMPO形式の3D写真も再生可能。

 リモコンには「節電ボタン」を装備。ボタンを1段階押すと、バックライトレベルが50%オフに、2回押すと75%オフとなる。輝度が落ちても、画質は自動的に調整される。


シリーズ Z3 ZP3
モデル名 47Z3 42Z3 37Z3 42ZP3 37ZP3
サイズ 47型 42型 37型 42型 37型
パネル 1,920×1,080ドット
3D -
偏光方式
チューナ 地上デジタル×3
BS/110度CSデジタル×2
LEDバックライト
コントラスト比
(ダイナミックコントラスト)
1,600:1
(200万:1)
視野角 上下左右178度
スピーカー 2.0×14cmフルレンジ 2基
6cm径サブウーファ×1
10W×2ch+10W
2.0×14cmフルレンジ 2基
10W×2ch
2.0×14cmフルレンジ 2基
6cmサブウーファ×1
10W×2ch+10W
2.0×14cmフルレンジ 2基
10W×2ch
入力端子 HDMI×4、D5×1、コンポジット×2、HDMIアナログ音声入力×1
出力端子 光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン×1、アナログ音声出力×1
その他の端子 USB×2、Ethernet、SDカードスロット
消費電力 170W 162W 144W 170W 144W
年間消費電力量 114kWh/年 113kWh/年 93kWh/年 113kWh/年 93kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
(スタンド含む)
112.7×25.4
×75.6cm
101.7×25.4
×69.4cm
90.5×20.8
×62.8cm
101.7×25.4
×69.4cm
90.5×20.8
×62.8cm
重量(スタンド含む) 21kg 15.5kg 12.5kg 16.5kg 12.5kg

(2011年 9月 13日)

[ AV Watch編集部 臼田勤哉]