TSUTAYAのネットレンタルや映像配信などが10月に一元化
-「TSUTAYA.com」。Android映像配信やiPad電子書籍も
TSUTAYA.comのロゴマーク |
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、映像や電子書籍の配信、宅配レンタルなどネット上のエンターテインメントサービスの事業を「株式会社TSUTAYA.com」に集約して10月1日に別会社化。Android端末向けに映像配信サービスを開始することなどを明らかにした。
TSUTAYA.comが展開する主なサービスは、現在テレビやBlu-ray Discレコーダ向けに展開している「TSUTAYA TV」や、ネットBD/DVD/CD/コミックレンタルの「TSUTAYA DISCAS」、6月に開始した電子書籍サービスの「TSUTAYA.com eBOOKs」、DVD/CDやグッズなど通販事業の「TSUTAYAオンラインショッピング」、携帯電話向けの着うた/コミック/ゲームなどを提供する「TSUTAYAプレミア」の各サービス。
TSUTAYA.comのトップページデザイン。TSUTAYA DISCASやTSUTAYA TVなど利用できるサービスが一覧表示されている |
現在の株式会社TSUTAYA TVを10月1日付で株式会社TSUTAYA.com(CCCの100%子会社)に商号変更。これらのネットエンタメ事業を横断的に展開し、事業全体の強化を図る。
具体的な展開としては、前述の映像配信サービス「TSUTAYA TV」において、これまでのテレビ/BDレコーダ以外に10月からはAndroid端末にもVOD配信を開始。NTTドコモから発売される富士通製タブレット「ARROWS Tab」で視聴可能になる。また、現在Android端末向けに提供している電子書籍サービスは、iPhone/iPadやPCなどマルチデバイスで利用できるようになる予定。
TSUTAYA.comは、タブレット、スマートフォン、フィーチャーフォン、デジタルテレビ、PCなどデバイスを問わずに映像/音楽/書籍/ゲームなどのコンテンツ全てを、レンタルや配信、販売といった様々な手段で横断的に提供することを意味する“マルチ・コンテンツ、マルチ・ユース、マルチ・デバイス”をキーワードに展開。「TSUTAYA店頭の利便性と同じように、様々なサービスがネットでも提供できることを目指す」としている。
(2011年 9月 28日)
[AV Watch編集部 中林暁]