フォステクス、ハイエンドヘッドフォン/アンプを1月発売

-1.5テスラの「TH900」、DSD再生可能な「HP-A8」


 フォステクスカンパニーは、2012年1月発売予定のハイエンド向けヘッドフォン「TH900」とヘッドフォンアンプ「HP-A8」の情報を公開した。いずれも開発中としており、価格は未定。

 両製品は10月29日に東京・青山で行なわれる「秋のヘッドホン祭 2011」において正式に発表される予定。発表会の模様はUSTREAMとニコニコ生放送での中継が予定されている。


■ ヘッドフォン「TH900」

TH900

 磁束密度1.5テスラという新開発の50mm径ドライバユニットを搭載するハイエンド向けの密閉型ヘッドフォン。「バイオダイナ振動板」や、線材径を最適化した7N(99.99999%)の高純度OFCケーブルを採用する。

 ハウジングカバーは、創業110年の老舗・坂本乙造商店による「漆・ボルドー仕上げ」により、「使い込むごとに品の良い美しさを醸し出す」としている。



■ DAC/ヘッドフォンアンプ「HP-A8」

HP-A8

 32bit/192kHz対応DAC「AK4399」と、オールディスクリート回路を採用した、USB DAC搭載ヘッドフォンアンプの最上位モデル。

 入力はUSB、AES/EBU、同軸デジタル、光デジタル×2、アナログRCAを搭載。SD/SDHCカードスロットを内蔵し、DSD(DSFフォーマット)の再生にも対応する。出力は標準ヘッドフォン×2とアナログRCA。ヘッドホン出力は24段階のゲイン調整が可能。

 高精度TCXOクロックによるアシンクロナスモードで動作可能。動作クロックは内蔵クロックと外部クロックの切換も行なえる(USB入力/SDカードからの再生以外)。オーディオ用電子ボリュームによる高精度レベル調整も可能。

 ×2、×4アップサンプリングや、アップサンプリングのOFFが選択可能。デジタルフィルター切換え機能も備える。大容量トロイダル電源トランスを搭載。ヘッドフォンボリュームに依存しないダイレクトアウト機能も備える。リモコンが付属する。



(2011年 10月 11日)

[AV Watch編集部 中林暁]