ソニー、USB/SDカード録音が可能な「CDラジオ」2モデル
-10件のラジオ予約録音、USB接続のウォークマン再生も
ZS-R110CPにウォークマンを接続して再生しているところ |
ソニーは、CDやラジオの音声をSD/USBに録音できる「CDラジオ メモリーレコーダー」2モデルを11月21日に発売する。
ステレオマイクや、語学学習向けの再生機能を備え、リモコンも付属した上位モデル「ZS-R110CP」と、これらの機能に非対応でリモコンが付属しない「ZS-R100CP」をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「ZS-R110CP」が18,000円前後、「ZS-R100CP」が15,000円前後。
CDプレーヤーとAM/FMラジオ、USB端子、SDカードスロット、ステレオスピーカーを備えたオーディオシステム。既存のCDラジカセ利用者の買い替えを想定しており、録音メディアとして「カセット」から「メモリ」への移行を訴求。メモリに移行するメリットとして、長時間録音や小型/軽量、SDカードの高い互換性などをアピールしている。
ZS-R110CP | ZS-R100CP | 左がZS-R100CP、右がZS-R110CP |
ZS-R110CPにはリモコンが付属。ステレオマイクも内蔵する | ZS-R100CPにリモコンは付属しない |
CD再生のほか、CDからUSBメモリ/SDカードへMP3 128kbpsで2倍速録音が可能。USBメモリやSDカードにパソコンなどからコピーしたMP3/WMA/AACファイルも再生できる。
また、ドラッグ&ドロップ転送対応のウォークマンをUSB接続して、楽曲を再生することも可能。なお、X-アプリや、コンポから転送/録音したファイル、ウォークマンでダイレクト録音したファイルは再生できない。そのほか、同社ICレコーダで録音したMP3が再生可能となっている。USB/SD部の再生対応ビットレートは、MP3が32~320kbps、WMAが16~320kbps、AACが16~320kbps。
本体でUSB/SD録音したファイルは、トラック名が数字で自動付与される |
CDラジオ本体で録音したファイルのアルバム/トラック名は数字で「ALBUM001」、「TRACK001」と順に自動付与する。ウォークマンなどのファイルで既に楽曲名などが入っている場合は、再生中にCDラジオのディスプレイにその情報が表示される。
ラジオもUSBメモリやSDカードに録音可能。両機種とも10番組(10件)までの予約録音に対応。曜日指定の毎週録音や、毎日録音といった設定も可能となっている。なお、2月に発売した「ICZ-R50」とは異なり、PCからの予約録音設定には対応しない。
USBメモリやSDカードへの録音が可能 | 録音メディアの設定画面 | ラジオ予約録音画面。曜日指定や、毎日録音などが可能 |
ZS-R110CPに付属するリモコン |
上位モデルの「ZS-R110CP」は、語学学習機能として3秒戻る/10秒進むという操作がワンボタンで行なえるイージーサーチや、-50%~+50%の再生スピードコントロール機能を搭載。また、ステレオマイクを内蔵し、録音も可能。さらに、テンキー搭載のリモコンが付属し、CD再生中のダイレクト選曲が可能。
アンプ/スピーカー部は共通。アンプの最大出力は1.5W×2ch。スピーカーは8cm径フルレンジユニットを2基内蔵する。ステレオミニの音声入力とヘッドフォン出力を搭載。電源はACのみ。外形寸法と重量も共通で、349.4×214×148.9mm(幅×奥行き×高さ)、約2.8kg。
天面の操作ボタン部 | CDトレイを開けたところ | 背面。左がZS-R100CP、右がZS-R110CP |
(2011年 10月 18日)
[AV Watch編集部 中林暁]