パナソニック液晶茂原工場をジャパンディスプレイに譲渡

-中小型液晶ディスプレイ生産ラインを新設


 産業革新機構(INCJ)とパナソニックは15日、パナソニック子会社のパナソニック液晶ディスプレイ茂原工場を、ジャパンディスプレイに譲渡することで基本合意した。

 ジャパンディスプレイは、INCJが中心となり、ソニー、東芝、日立の中小型液晶ディスプレイ子会社を集約する新会社。ジャパンディスプレイでは、茂原工場に中小型ディスプレイにおける新規生産ラインを設置する予定。今後INCJとパナソニックは12月末を目途に正式契約を締結し、2012年4月中に譲渡を完了することを目指す。ジャパンディスプレイの今後の事業展開については別記事で紹介している。

 茂原工場は第6世代の液晶製造設備を有し、テレビ用のIPS液晶パネルを製造していたが、パナソニックは10月31日の決算発表時に、同工場の休止や姫路工場の減損処理を行なうテレビ事業の改革案を発表していた。


(2011年 11月 15日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]