アイジオ、USB DAC/DDC機能付きヘッドフォンアンプ
-izmo M1。24/192対応。外部バッテリ駆動も
ヘッドフォンアンプ「izmo M1」。カラーはシルバーと黒 |
アイジオは、USB DAC/DDC機能も備えたヘッドフォンアンプ「izmo M1」を12月22日に発売する。価格は49,800円。カラーはシルバー(-S)と黒(-B)の2色を用意する。
ヘッドフォンアンプとUSB DAC/DDC機能を組み合わせた製品。ヘッドフォンアンプ部に、TIの「TPA6130」を2個搭載。チャンネル毎に独立駆動するデュアルモノドライブ構成を採用することで、高音質、高駆動力、低消費電力を実現したという。定格出力は300mW×2ch(16Ω)、32mW×2ch(300Ω)。
XMOS製のUSBインターフェイスを採用。付属のドライバを使い、USB Audio Class 2.0によるアシンクロナス転送をサポートし、24bit/192kHzまでのハイレゾ音源の再生にも対応。同軸デジタル出力も備えており、USB DDCとしても使用できる。対応OSはWindows XP/Vista/7で、Vista/7は32bitと64bit両方に対応。Mac OS X 10.6以降もサポートする。
USB部には、44.1kHzとその倍数用のクロックジェネレータと、48kHzとその倍数用のクロックジェネレータを個別に搭載。最適化された高精度なクロック生成が可能だという。さらに、ジッタを軽減する+/- 2.5ppm精度の高品質TCXO(温度補償型水晶発振器)を採用している。
背面。同軸デジタル出力も備えている |
出力は同軸デジタルと、ステレオミニのアナログ出力(音量調節はできないアクティブパススルー)を用意。ヘッドフォン出力はステレオミニとなる。入力はUSBに加え、ステレオミニのアナログ入力も装備。ポータブルプレーヤーなどとも接続できる。
内部基板はデジタル部とアナログ部を分離した2段構造で干渉を防いでいるほか、新設計構造により、同様のサイズの既存製品と比べ約1.8倍の回路面積を確保。ギャングエラーやノイズを抑えるというALPS製ボリュームを採用している。
USBバスパワーで動作するほか、別売となるが、±5V~±9V定電圧仕様の外部バッテリやACアダプタでも動作可能。バッテリでは、三洋電機のeneloop stick booster、mobile booster、music boosterで動作確認しているという。
消費電力は最大0.5W(USBバスパワー時)、最大1W(ACアダプタ時/別売)。外形寸法は58×100×23mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約150g。
(2011年 11月 24日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]